ぴんよろ日記
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2012年05月21日(月) つっこまれたりつっこんだり。

 雲で見えない日食を悔しく見上げながら、ヒコの集団登校当番。月曜日は、なんと、学校までついて行かなくてはならない。ちびっこからふとっちょまで、十数名の小学生たちと、ぞろぞろ坂段をくだる。
 途中、ふとっちょくんが「皆既日食、皆既日食、じゃなくて、なんだっけ、今日の?」ってまわりの子に聞いてて、誰も答えなかったから「金環日食…」ってつぶやいたら、当のふとっちょくんに「長崎は部分日食」って突っ込まれた。それは知ってるのに?
 学校近くになって、他のコースの男の子が一緒になった。自分のコースの出発には間に合わなかったらしい。私のそばに来て、なにやらボソボソ話しかけてきた。「なに?」「10分だけと思って、布団にくるまってたんです。日食も見たかった」「あ〜!布団に10分、わかる!日食も見たかったよね!」
 学校の校門では、校長先生が大きな声であいさつしながら、みんなを出迎えている。「おはよう!おはようございま〜す!ミミズが砂漠で言ったことはなんでしょう!おはよう!おはようございま〜す!ミミズが砂漠で言ったことはなんでしょう!」…。そういえば、学校通信にもナゾナゾがあった。スフィンクス校長…。

 不可解な言動といえば、昨日、佐世保の駅のコーヒーチェーン店で、普通のアイスコーヒーを買おうとしたら「ただいま切れておりまして、こちらのコクのあるアメリカンコーヒーのほうをお出ししていますがよろしいですか?」と言われた。チェーン店で普通のコーヒーが切れていたり、アメリカンのほうがコクがあることになっていたり、100%あっちの都合で変更したのに自動的に30円高くなったりと、あらゆる意味で不可解。アイスコーヒーはとてもまずかった。バカバカ。

 日食は見られなかったけれど、あの、いちばん欠けている時の、なんとも不安になるような静かな暗さだとか、妙な風が吹く感じとか、そういうものは曇り空でも味わえた。そしてよく考えると「日食本体」よりも、そっちのほうが好きなので、良しとしよう。


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