ぴんよろ日記
DiaryINDEX|past|will
| 2010年08月26日(木) |
こんにちは〜に溺れる夜 |
昨日の夜はダンナが飲み会だったので、ヒコとふたりだった。もちろんミサキングさんもいるのだが、彼女はまったくと言っていいほど手がかからないし、むしろエネルギーをくれる人なので「ヒコとふたり」なのである。ヒコ…大好きなんだけど、どうしてもリズムというか、ピッチというか、密度というか、彼が持つそういうものの速さや濃さや過剰さについていけない時がある。疲れてしまって体が動かなくもなるけれど、呼吸が苦しくなったり、思考能力がギューーーンと低下したりで、そうなると、デフレスパイラルじゃないけど、つまりは悪循環におちいってしまう。 でも、だいたいがその時その瞬間に追いつめられているだけで、あとで思い返したり、人に話したりすると、笑い話にしかならない。
中学の時、水泳部に入っていて、練習のときにはいろんな泳ぎ方をためしてみるのだけど、よくやってたのは、どこまで息つぎしないで行けるかということ。息つぎをすれば、1キロだって泳いでいられるけど、しなければ25メートルがやっと。 そう、ヒコといる時って、息つぎできないで泳いでいるときの感覚に似てる。私が知ってる感覚の中では、それといちばん似ている。
で、昨日の夜は、仮面ライダーの絵本を読んでいて「そういえば石ノ森章太郎って、生きてたっけ」と思ってパソコンで調べて、そしたら「あ、そういえば三波春夫が生きてたかどうか、こないだJちゃんと話してたとき、わかんなかったままだったな」と思って調べたら、とっくの昔に亡くなってて、そんでもって「そうだ、ヒコに『こんにちわ〜』の歌を聴かせたら受けるだろうな」と思って、あの、三波春夫の万博の歌をyoutubeで探して見せたら大ヒットして、ほかにも思いつくままに「チャンチキおけさ」やジュリーの「TOKIO」や八代亜紀の「雨の慕情」やジュディオングの袖を広げるやつなど、子ども心をつかみそうなものを見せたり、どんとを見て涙ぐみそうになったり、しばらくはなごやかに過ごしていた。しかし、三波春夫の「こんにちは〜こんにちは〜」が、ヒコのなにかをあまりにも強くつかんで揺さぶったらしく、結局何を見ても「こんにちは〜」の連続再生を要求される。11時を過ぎ、何度寝ようと言ってももちろん聞かず、しまいにゃ再生のしかたを習得されてしまい、ヒコと三波春夫の「こんにちは〜こんにちは〜」の合唱と踊りが部屋の中に渦を巻く中、私は意識を失っていた。
人ごととして想像すると笑うしかないが、その時は苦しい。息つぎできず、アップアップと溺れかけている人が、体の動きとしては滑稽なのとおなじである。
でも、あんだけ連続して聞いたのに、そしていかにもクドそうなのに、三波春夫の歌声って、イヤなこびりつきがない。それは発見だった。
|