|
ぴんよろ日記 DiaryINDEX|past|will
なんとはなしにつけていたニュースで「76歳でミュージカルに挑戦する草笛光子さん」が特集されていた。草笛さんがなじんできた「一曲を歌い上げ」ながら進むものではなく、曲の間に芝居やセリフがめまぐるしく入り乱れるスタイルに、稽古のあいだは戸惑いの連続。そして「できると思ってることができない」という、否応ない「老い」の現実があるのだけど、でも、草笛さんはとにかく稽古をし、自宅でもバランスボールを転がし、腹筋を鍛え、稽古場で誕生日を祝われたりしながら、初日を迎える。結果は、(VTRで見る限りでは…)もちろん大喝采なのだが、これは「舞台」なのだ。TVを見ている人は「よかったねー、すごいねー」で、ポチリとリモコンを切れば終わりだし、舞台を観る人も「よかったねー、すごかったねー」と劇場を後にすれば、明日はまた違う日だ。でも、草笛さんはこれをあとひと月、76歳の生身の体でやるのである。
|