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ぴんよろ日記 DiaryINDEX|past|will
朝、おくやみ欄を見ていたら、見覚えのある名前があった。小学校4年生のときの担任の先生。すごく可愛がってもらった。どこか先生っぽくなくて、近所の気のいいおじさんみたいな人だった。すごくおじさんだと思っていたが、享年75。当時は45歳。もはや今の私とたいして変わらない。長崎新聞なら、以前の職業などが載っていたりするので、会社に行ったダンナに見てもらったが、なにも書いていなかったらしい。でも、どうしても気になって、斎場に電話したら、「そこまではお聞きしないのです…」とのことだったけど、ご家族に尋ねてくれた。「やはり、小学校の先生をされていたそうです」あぁ!その瞬間、じわっと涙がこみ上げた。そのころいつも一緒にいて、先生のことも大好きだった福岡の友だちにメールしたら、即座に電話がかかって来て、しばし話す。そして、お葬式の時間には予定が入っていたけれど、しかしとにかくいてもたってもいられなくて、斎場へ。やっぱり、やっぱり、先生の写真が飾ってあった。30年前とあんまり変わってない。ニコニコ顔。奥さんにご挨拶したら、「顔を見てやってください!」と言われてどぎまぎしたけど、ほんと、みんなに見せたくなるような、優しく眠った顔だった。「まだ柔らかいんですよ」と、おでこをさわる奥さんの指は、たしかに先生のおでこに小さくプニプニと入り込んでいて、これで起きてくれたら会えるのにな、と思ったけど、先生はわかってると思う。「しもちゃん、来てくれたとね〜」って。亡くなったから会えたんだけど、生きて会うのとあんまり違う気はしなかった。「亡くなった!」という気持ちよりも、「とっても久しぶりに会えた!」という気持ちの方が、ずいぶん強かった。「ご病気されてたんですか?」と尋ねたら、ちょうど1年前くらいに転んで頭を打ってしまって、それが脳挫傷になってしまったとのことだった。思わず、死んでる先生に向かって、奥さんもいるというのに、「転んだけんって!もう!」と、叱ってしまった。先生の顔のまわりには、奥さんやお孫さんからの手紙が何通も置いてあって、死体なのに幸せそうだった。私も、生きているうちに渡せれば良かったのだろうけど、本をお渡しして、もういちど写真を見て、お別れした。先生が体育の時に叩いていた、でんでん太鼓の音が、今日はずーっと頭の中から離れない。佐藤先生、さようなら。でも、会えてよかったです!
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