ぴんよろ日記
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2009年04月12日(日) 5ミクロンとスコップ法。

 佐世保で「韓氏意拳」の講座を受ける。「身体を使う何か新しいこと」をしたいと思いつつ、その「何か」がピンと来ないままだったが、甲野先生の講座をお世話されている方が新しく「韓氏意拳」の講座もされるというお誘いを受け、気づいたら申し込みメールを送っていた。この「気づいたら」という自分の行動様式を信頼しているので、素直に従う。講座では、激しい動きとか、具体的に敵をやっつけるとか、そういうことはまったくなくて、ハタから見てる分には、ただ手を上げ下げするとか、何かを持ってるみたいに立ってるとか、それだけなのだけど、その上げ方とか立ち方の中にいろいろあって、時々自分の中で「あっ!」「こ、これは…」と思えることがあって、えもいわれぬ面白さだった。甲野先生が「これは不思議なことでもなんでもないんですけど…」と言いながら見せてくれる「あまりにも不思議なこと」が、ほんの少しだけ「ひょっとして、この感覚の延長線上にあるようなことなのだろうか?」と、本当にほんの少しなんだけど、5ミクロンくらいわかったというか、実感として納得した。
 これに先立ち(?)、日常の中で身体の使い方を意識するために「スコップに乗せたもぎくんのトイレの固まった砂やウンコをこぼさずにトイレまで運ぶ」ことを修練していたのだが、今日の講座の中に「『水の入った紙コップを落とさないように両手に持って安定させる感じ』でやるとよい動き」というものがあって、この感覚が、実に「スコップ法」と近かったので、ますます精進しようと思う。昔の人が、武術の達人みたいな人に入門して、何年かは掃除だけやらされる、っていうような話も、なんとなくわかる。犬猫を飼ってる方、スコップ法をおためしください。

 講座のあとは、朝っぱらから送ってくれたダンナとヒコと合流して、佐世保なのでレモンステーキを食べて、動物園へ。長崎には大きな動物園がないので寂しい。ゾウやライオンって、見ているだけで、やっぱり無条件に心が動かされるし、整えられる気がする。でもトンビが檻の中にいるのは、せつなかった。ゾウやライオンも、もちろんそうなんだけど、トンビはその檻の上でも飛んでいるので、なおさら。


トンビ |MAILHomePage