ぴんよろ日記
DiaryINDEXpastwill


2009年03月06日(金) ボンネットの魂

 ちょっと前に、近所の車のボンネットが新しくなったのを見つけた。
 それは、別にニュースでもなんでもないかもしれないが、その「車」が、紺のオメガワゴンだったので驚いた。我が家がほんの数ヶ月前まで乗っていた車。年式も一緒。我が家の「彼」は、しばらくは行きつけの整備工場に置いてあって、つい最近、解体通知が来たところ。
 その、近所の「彼」は、野ざらし駐車場なのもあって、気の毒なくらいボンネットはハゲハゲだった。塗装が皮膚だとしたら、ひどい日焼けをして、べろ〜んとむけている状態。そんなだから「うちよりは早く壊れるだろうね」と言っていたのだが、実際は違った。
 その、近所のオメガのボンネットが、ちょっと前に新しくなったのだ。これまでの「やりっぱなし具合」から思うに、わざわざ塗り直すとも思えない。ひょっとしたら、ひょっとしたら、知り合いの解体屋さんかなんかがいて「あんたんとこのオメガと一緒んとの来たばい。ボンネットはピカピカやけど、どうする?2万でよかよ」なんてやり取りが…。
 通るたびに見るんだけど、もちろんダンナも見たけど、よくわからない。そう思えば思えるし、違うと言われたら、そうかなぁ、と思う。それほどまでに、特徴的な傷もなく、きれいだったのだ。
 でも、そうだといいな、と思う。一度さよならしたはずの大好きだった車が、まったく他人のふりをして、ボンネットだけ近くに戻って来てくれたのなら、なぜかむしろ、あきらめがつく。



トンビ |MAILHomePage