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ぴんよろ日記 DiaryINDEX|past|will
実家の前に置かせてもらっていたオメガを、ひとまず「監督」のところへ運ぶ。たぶん、乗るのはこれが最後。どうしようもなくしっくり来る感じがせつないけれど、お別れだ。いつもだったら飛ばすくらいの黄色の信号も、つい止まる。追い抜きたくなる右折の車も、待つ。すんなり着くのが寂しかったので、わざとスーパーに寄ってパンを買う。それでもやっぱり、着いてしまって、お別れだ。何枚か写真を撮る。ダンナはステレオを外す作業などがあるので、ひとり、バス停へ。しばらく来ないバスを待ちながら、道行く車を眺める。あぁ、この、無数の車たちにも、すべてお別れの時は来るのだな。オメガの行方について、あれこれ思い悩みもしたが、それは僭越なことのかもしれない。オメガ自身が持って生まれた運のほうが、私の心配をはるかに凌いでいるのかもしれない。「新しい人に乗られて、でもやっぱり調子は悪いわけだから、それで嫌われるのがかわいそう」なんて同情は、馬鹿げたものなのかもしれない…。試しに、と、ダンナが中古車屋に持っていってみたら、2軒行って、2軒ともで「査定ゼロ&廃車おすすめ」だったとの連絡あり。それも彼の人生、か…と、家の掃除などしていたら、なんと、見るに見かねたのか、監督が預かってくれるとの連絡が。部品取りになるのか、なんなのか、それはわからないけれど、監督にみとられるのなら、彼にとっても、それは本望だろう。よかったね、オメガ。ありがとう、オメガ。さよなら、オメガ。
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