ぴんよろ日記
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2008年06月25日(水) 「二人の世界」

 こないだの「羽生永世名人誕生」をきっかけに、すっかり将棋観戦記のファンになってしまった。肝心の部分はもちろんわからないが、それ以外の地の文の語り口が、とても楽しげで面白い。
 「写真仕分け」から「文章校正」に気持ちをチェンジするため机を片付けていたら、数日前の切り抜き(切り抜きなんてめったにしないが、なぜかあった)が出てきたので、私がわかる部分だけを記しておく。伏せ字だらけで、あからさまに官憲が検閲していた頃の新聞のようだが(今は自主規制だからね!)、やり取りされていることそのものがわからないからこそ、楽しめる。ちなみにこれは、毎日新聞のもの(朝日新聞と共催なので、そちらもあるはず)。以下引用。

 封じ手は開けてびっくり●●だった。●●から●●と、●●を狙われるのが厳しく、前日の予想で「これだけはない」と言われていた手である。立ち会いの高橋九段が「開封して一瞬、言葉に詰まった」と苦笑いすれば、屋敷九段は「最初に考えて、最初に捨てる手」だという。控え室の本命は●●●●●●●●(しばらく意味不明)●●●●●●●●と、両者の意見が一致した。「●●はそちらが決めきれなかったらたいへんですよ、という強い手です」と屋敷九段。「感想戦で羽生さんは●●を『これしかないでしょ』とあっさり言いそうですね」と半ば冗談で言っていたら、両者とも「●●は当然」と言わんばかりに、感想戦で素通りしそうになった。まさに「二人の世界」である。

 誰もが驚いたことを、「素通りしそうに」なった「二人の世界」よ!
 この手の話には、本当に心ひかれる。
 「『そちらが決めきれなかったらたいへんですよ』という強い手」っていうのも、しびれるほどクール。

 


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