ぴんよろ日記
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2008年05月20日(火) 劇的に

 土曜日から昨日にかけての3日間は、最近の中でもとにかく「濃い」ものだった。1ヶ月ほども過ぎたかという感覚で、その前の金曜日がどんな日だったか、今はパッと思い出せない。
 土曜日は、甲野善紀さんの講習会を受けに、佐世保にでかけた。前回は初めて参加する緊張もあり、なかなか積極的に体験することができなかったが、今回は自分でもおかしいくらい前に出て、技もどんどんかけていただいた。甲野先生の動きは、何の武道もしていない私にも、たった半年前の前回とはまったく違うことが伝わってきたが、その「進化っぷり」というのは、ちょっともう、どういうことなんだろう。
 甲野先生とその講習会がすごいと思うのは、ただ何かの術とか方法が繰り広げられるのではなく(それを求めて参加する人には、むしろ期待はずれだろう)、「自分にとっては切実なんだけど、意識的無意識的どちらも含め、どう改善したらいいかわかってなかった身体(それはそのまま心につながる)の使い方」へのヒントをもらうことによって、思わぬ「身軽さ」とでも言うべきものを得られることだ。今回もそういうことがいくつかあったのだが、そのひとつが「こどもを抱っこしたまま立ち上がる」動きにまつわるもの。動きとしては、とにかく「すべてのことを極力同時に行うこと」…つまりは「腕でどっこいしょと抱いて、次にまたどっこいしょと膝を立てて、さらにどっこいしょと立ち上がる」のではなく、そのすべてを体全体で同時にやってしまう、というようなことなんだが、そのとき大事なのは、抱っこすることや子どもの重さをいとわずに向かっていくこと。逃げれば逃げるほど重くなる仕組み。重さを動きに利用すること…等々を教えてもらったのだが、そう思って帰ってきてみたら、今まで「だっこだっこ」って言われると、時にはイライラムカムカしていたのが、「お、来ましたか。どれどれ、どう動けばスッと立てるかな?」なんて、逆に楽しくなったし、なぜか劇的にヒコをかわいく思う気持ちが増していた。たぶん「逃げない」というあたりに関係してるのだろうけど、そんな理屈はさておき、とても不思議な感覚だ。

 さて、ばりばりやろうかね!


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