ぴんよろ日記
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2008年03月01日(土) メリットは?

ダンナがトンコツ欲を押さえきれない様子だったので、
かんしゃくに行こうかと思ったけど、休みだし、もちょっと遠くへ、と、
諫早の、もちょっと遠くの、小長井へ行く途中の道沿いにある、
久留米の大砲系の店へ行った。

けっこう混んでいて、待っている人も。
あいかわらずバタバタするヒコを、ダンナと交互に連れ出しながら座っていると、
なにやら店のおばさんがいらだっている。
早く来た順に、奥から座るルールになっているのに、
私たち(3組ほどの待ちグループ)がごちゃごちゃに座っているかららしい。
「奥の方からご案内するんですからっ!」とか怒っている。
そりゃあんたのルールだろ。

ふと見渡すと、カウンターの上のほうに、びっしり紙が貼ってある。
時間が書いてあるので、早食いの記録?と思ったが、よく見たら、
レジのところにルービックキューブが置いてあり、
「オレンジ一面53秒!」などという、客が挑戦した、その記録だった。
私はこういう「遊び心(っていうの?)」が好きじゃない。
(しかも台紙には、店主のハゲ頭がデザインされている)
こんな紙を貼り巡らせるスペースがあるのなら、
「お待ちのお客さまは
 順番にご案内いたしますので
 奥のほうからお座りください」
って書いて貼っといたらどうだろうか。

と思っていたら、店のあちこちや、メニューの1枚1枚に、
「当店には取り皿・分け皿はございません」
という主旨のことが、やたらと貼られ、書かれていた。
よほどイヤなことでもあったのだろうか?
1杯のラーメンを、10人くらいで分けられたとか?
あ、小さい子どもにはどうなんだろう…。一瞬にして、我が身の問題に。
そう思ってメニューを見ると、
「おこちゃまラーメン お顔のトッピング」なんてメニューが。
つまり、子どもは取り分けずに、これを頼めってことだろうか?
あー、なんかイヤになってきたなー、この「おこちゃま」の「ちゃま」もイヤ…、
と、食べる前からかなりブルーに。
些細なことだけど、私が飲食店でイヤな気持ちになるツボを次々に押さえてくる。
「おこちゃま」設定がされている割には、ヒコくんにお水は出てこない。
だからおこちゃまラーメンも頼まなかった。

「固麺で」と頼んだら、
「いいんですか! 固麺のほうが早くのびるんですよ。」
「…? どういうことですか?」
「中までゆだってないから、その分、スープを吸うのが早いんですっ!
 それでもお好きならいいですけどっ」
「いいです。固麺で。」
これまたなんだか「シロートが通ぶって固麺って言うけどね」
というニュアンスが漂っていて、ブルーに輪をかける。

ラーメンが来て、もちろんヒコくんの取り皿は出てこない。
頼む気にも、もちろんならない。
でも、大きい丼から直接食べさせることはできないので、
おにぎりの皿を使うことにして、
ダンナのおにぎりは、高菜が入ってきた小さな小さな皿に乗せ、
私のおにぎりは、ティッシュの上に乗せた。
私たちの席は、店のおばさんもよく目の前に来るし、
奥でラーメンを作る店主からも、見ようと思えば見える。
(そういえば彼は、あんまり客のこと見てなかったなぁ)
実際、おばさんは、ヒコがおにぎりの皿でラーメンを食べ、
私のおにぎりがティッシュに乗せられていたのを見ていた。
それでも、この店には、取り皿は「ない」のである。
冗談なのかなんなのか、替え玉を頼んだら、
ミッフィーちゃんの小さい丼で出てきた。
これだよ!これを貸してくれればいいんだよ〜!

「それでも、この店に取り皿がない」
ことが、この店にもたらすメリットはなんなのだろうか?
常識を超えた取り皿の使い方をする客が、
過去にいったいどれくらい押し掛けたのだろうか?
それとも何か、深い深いラーメン哲学に裏打ちされた取り皿廃止論者?
まさかとは思うけど、洗い物が1枚たりとも増えるのがイヤ?
だったら高菜とおにぎりは一緒の皿に出てくるだろうし…。
少なくとも、「おこちゃまらーめん」を頼むまでには至らない子どもがいる客は、
すごーく困っていると思う。
それとも、「子どもにも取り皿は貸していただけませんか?」と、
女王様に懇願するように頼めば貸してくれたのだろうか?

肝心のラーメンは、
それとこれとは別、と、つとめてフェアに味わったつもりだったが、
前食べた時よりもおいしくなかった。
ということで、二度と行かない店に決定。


口直しに、山の中にあるカフェを目指したら、
カフェの近くに住んでいる友人と車ですれ違った。
しばし一緒にお茶を飲む。
ラーメン屋の話をしたら、彼女自身は覚えてないけど、
一緒に行った人が「彼女が取り皿を頼んで、ひどく怒られていた」と、
いまだに言うらしい。
うわー、ひどく怒られるんだ…。

のどかな風景の中、彼女の子どもたちとヒコが、仲良く遊んでいる。
猛烈に素晴らしい眺めだった。
子どもたち同士って、いいなぁ。


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