ぴんよろ日記
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2007年11月13日(火) 失話症

初めて入るカフェへ。
お店の人が「いるんだけど、いない」感じが、なかなかだった。
それは、私にとって、とても大事。
「だいじ」っていうか、長崎弁で言うところの「おおごと」である。

最近、これまでに輪をかけて、人と話すのが…それこそ、おおごと。
話したいと思っていることが喉元まで来ているのだが、
それを発音することができない。
「これを言えば、話はきっと続くのに」と思いつつ、
喉から言葉を押し出せない。
この傾向はむかーしからあったが、このところ激化。(今日もたびたび)
そうやって、押し出すのを思いとどまれるレベルの言葉が、
とても嘘くさく、うつろに感じられて、沈黙は続くよどこまでも。
なにか、気の利いたことを言おうとしているようでいたたまれない。
さらには、なにかを得意げになって言ったり書いたりしている人を見るにつけ、
「え…そんなことを得意げに…」と、逆に恥ずかしい思いをしてしまい、
しかしそれは同時に、たとえば自分自身が何かを言ったり書いたりした時に、
見る人が見れば、同じように恥ずかしいだろうな…ということでもあり、
突き詰めれば、自分の空っぽさにあきれてものが言えない状態なのだが、
その空っぽは、なんだかんだと詰まり過ぎている空っぽさだったりして、
もう、なにがなにやら。シッコして寝ろ!である。

ここまで来てしまったか、という気持ちと、
ここまで来たから味わうことになってしまった、
たったここまでか、という気持ち。
それを合わせたところで、これからやるべきこと。
立ち止まって、見渡して、その途方もなさにぼんやりしている。
その副作用としての、失語症ならぬ、失話症であるのかもしれない。


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