ぴんよろ日記
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2006年04月21日(金) チロリー

晴れ。風は少し弱まってきた。

朝は豆乳。
昼は昨日の残りオンパレードと、玉子入り味噌汁。久々だった。
ほぼ最後まで黄味を崩さず、ごはんを投入して悦楽した。

よく「その土地で食べるとおいしい」とか、
「豆腐とワインには旅をさせるな、ってね」などと言われたりして、
その理由は「やはり生まれた土地の空気が…」だったりするけど、
本当は、見えてはいないけれど数量化できる「カロリー」のようなものがあって、
移動すると、それがどんどん抜けていくのではないだろうか。
つまり、カロリーならぬ「チ(地)ロリー」みたいなの。
だからいくら高速をぶっ飛ばして運んでも、
「チロリー」は時間とは関係ないので、離れた距離のぶんだけ減っているのだ。
そしてこれは、食べものだけじゃなくて、人間にも当てはまる。
(人の肉にもカロリーがあるように…)
生まれた土地や長く暮らしている土地にいるときは、チロリーが満ちているが、
離れると欠乏する。
たくさんのチロリーがないと苦しい人もいれば、
さほどなくても平気な人もいるし、
むしろチロリーを意識的かつ極端に制限して、都会的に暮らす人もいる。
私は高チロリー必要派なので、よほどのことがないと長崎を離れられない。
遠い土地に住むってことは、ベジタリアンになるようなもんだ。

…なんでこんなことを考えてしまったかといえば、乳だ。
いい乳を出すには、原則として土地のものを食べた方がいいらしくて、
たとえば鯖は、乳にとってはちょっと微妙な食べものなんだけど、
おなじ鯖を食べるにも、
長崎の人は大丈夫で、久留米の人はダメだったりするらしいのだ。
(久留米レベルですでに「海のそば」の範疇からは出てしまっているということ)
だからこれはもう、気分とか理想とか、ましてやグルメとかそんなんじゃなくて、
今はまだ数値化できないでいる微量の「なにか」が物質の中にはあって、
それがおいしさや乳の質に作用しているのではないかと思ったのだった。

「乳」は「血」から作られ、「血」は「地」が作っている、ということか。

まぁそれにしても、食べられない料理があまりに多くてつまんないってのが、
哺乳類生活の正直な気持ちではある。
いつもは刺身とごはんでいいんだけど、そこは現代人(?)、遠い料理も好きだ。
あー、タイカレー食べたーい。



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