ぴんよろ日記
DiaryINDEX|past|will
霧で真っ白。 港どころか、そのへんの家も見えない。 いつもは港からうちが見えるが、今はまったく見えないだろう。 帆船たちは出航できるのだろうか。
霧で真っ白といえば、昨日の夜「解夏」をテレビで見た。 長崎の景色がたくさん出てきていた。 「その階段の先に、あの墓はない」などと突っ込みながら見ていたら、 いつの間にか終わってしまった。 その、あまりのあっけなさに驚いた最後のシーンが、 大沢たかおの視界が霧の中に閉じこめられるように、真っ白になるところなのだ。 あの映画の見せ場をあげるとするならば、 ストーリーでもシーンでもなく、失明してしまうという設定だった。 それをいちいち説明するので、とても退屈なものに仕上がっていた。 素直なキャスティングも、退屈さに輪をかけた。 失明する主人公に「あなたの眼になりたいの」なんて言う彼女が石田ゆり子なんて、 あまりにひねりがなさ過ぎる。 「そりゃこの優等生ねーちゃんなら言うだろうなー」って感じが、 感情移入を遠ざけていった。
大沢たかおも、今まではわりと好きだったが、ランクが下がってしまった。 見た目は嫌いじゃないが、昨日、声が好きじゃないことに気づいたので。 私はもっと、ヘナチョコな声が好きだ。
◇◆◇
霧の中の出航を、見に行こうかどうしようか迷っている。 こんな時、大波止のインドカレーを食べようかな、と思いつくのだが、 どうもあの店の雰囲気が嫌いなので却下してしまう。 これまで何度却下したことか…。 それでもよほど食べたい時は入ってしまう。 そして味にだけ集中する。
◇◆◇
読んでいた本に親子丼が出てきておいしそうだった。 でも鶏肉がない。 タマネギとしいたけとみつばで玉子丼を作った。 おいしかったが、鶏肉が、せめてカマボコが入っていないと、 やっぱりときめかない。楽しくない。 ベジタリアンにはなれそうもないな、と確信した。
夜はコロッケにしよう。 サクサクホクホクの、小ぶりのコロッケを揚げよう。
◇◆◇
出港パレードは霧で中止だったが、 観光丸が出て行くところを見ることができた。 女神大橋も見えないくらい霧が濃くて、 消えていく観光丸が、映画みたいだった。
本を買って、買い物をして、コーヒーを飲みに行く途中、 さくらんぼがなっている木があった。 すぐ隣には、ビワがなっていた。こっちはまだ青い。 ビワはよく見るけど、さくらんぼがなっているところはあまり見ないので、 たくさん写真を撮って、こらえきれずに、ひとつぶいただいた。 雨上がりの水滴が付いていて、洗ったばっかりみたいで、 最高に熟れて、ちょっとはじけてさえいた、厳選のひとつぶ。 たいへんにおいしかった。
|