ぴんよろ日記
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2005年05月01日(日) 霧の中で

霧で真っ白。
港どころか、そのへんの家も見えない。
いつもは港からうちが見えるが、今はまったく見えないだろう。
帆船たちは出航できるのだろうか。

霧で真っ白といえば、昨日の夜「解夏」をテレビで見た。
長崎の景色がたくさん出てきていた。
「その階段の先に、あの墓はない」などと突っ込みながら見ていたら、
いつの間にか終わってしまった。
その、あまりのあっけなさに驚いた最後のシーンが、
大沢たかおの視界が霧の中に閉じこめられるように、真っ白になるところなのだ。
あの映画の見せ場をあげるとするならば、
ストーリーでもシーンでもなく、失明してしまうという設定だった。
それをいちいち説明するので、とても退屈なものに仕上がっていた。
素直なキャスティングも、退屈さに輪をかけた。
失明する主人公に「あなたの眼になりたいの」なんて言う彼女が石田ゆり子なんて、
あまりにひねりがなさ過ぎる。
「そりゃこの優等生ねーちゃんなら言うだろうなー」って感じが、
感情移入を遠ざけていった。

大沢たかおも、今まではわりと好きだったが、ランクが下がってしまった。
見た目は嫌いじゃないが、昨日、声が好きじゃないことに気づいたので。
私はもっと、ヘナチョコな声が好きだ。


◇◆◇


霧の中の出航を、見に行こうかどうしようか迷っている。
こんな時、大波止のインドカレーを食べようかな、と思いつくのだが、
どうもあの店の雰囲気が嫌いなので却下してしまう。
これまで何度却下したことか…。
それでもよほど食べたい時は入ってしまう。
そして味にだけ集中する。


◇◆◇


読んでいた本に親子丼が出てきておいしそうだった。
でも鶏肉がない。
タマネギとしいたけとみつばで玉子丼を作った。
おいしかったが、鶏肉が、せめてカマボコが入っていないと、
やっぱりときめかない。楽しくない。
ベジタリアンにはなれそうもないな、と確信した。

夜はコロッケにしよう。
サクサクホクホクの、小ぶりのコロッケを揚げよう。


◇◆◇


出港パレードは霧で中止だったが、
観光丸が出て行くところを見ることができた。
女神大橋も見えないくらい霧が濃くて、
消えていく観光丸が、映画みたいだった。

本を買って、買い物をして、コーヒーを飲みに行く途中、
さくらんぼがなっている木があった。
すぐ隣には、ビワがなっていた。こっちはまだ青い。
ビワはよく見るけど、さくらんぼがなっているところはあまり見ないので、
たくさん写真を撮って、こらえきれずに、ひとつぶいただいた。
雨上がりの水滴が付いていて、洗ったばっかりみたいで、
最高に熟れて、ちょっとはじけてさえいた、厳選のひとつぶ。
たいへんにおいしかった。


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