ぴんよろ日記
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2004年09月26日(日) 王道なし。

さっき、コッコデショの取材で、
インタビューしたいと思いつつ、なかなか言い出せなかった人に、
ようやく話が聞けた。
どれほど「ようやく」かと言うと、
その人にインタビューする夢を何度見たか分からないほどだ。
面と向かって言われたわけではないけど、
もちろん私も含めたテレビなどの取材に対して、
その人があまり良い気持ちを持っていないということは感じていたので、
そもそも人に話しかけるのが苦手な私としては、
どうしても言い出せなかったのだ。
取材に関しては、テレビだけでも5局だし、新聞や雑誌もたんまりあるし、
一局の中でも違う番組のクルーが別々に来たりするので、
町の人にとってはかなり「やぜ」だと思う。
話を聞くくらいならまだしも、
場合によっては練習中に太鼓山とカメラがぶつかったりして、
険悪になるシーンもしばし見かけた。
そりゃ紹介されてナンボ、という考え方だってあるかもしれないけど、
現場では本当に真剣勝負の練習をしているし、
そこにヒョロヒョロ〜っと入ってきて、
好き勝手に動かれてはたまらないという、ごく単純な気持ちはわき上がると思う。
さらに、私自身の問題として、
コッコデショを「好きすぎる」ということがあった。
図々しいほどにどんどん話を聞けば聞けるのだけど、
彼らの邪魔をすることに、気を遣わせることに、とても気が引けていて、
きれいごとかもしれないけれど、取材している、と思われたくなかったのだ。
ただの追っかけ、いや、それを通り越して、
空気だと思ってもらえればいいのに…と願っていた。
でもまぁ、それは土台無理な話だが、
あれこれ思い悩みながら夏から今まで、かなりせっせと通い詰め、
ようやく最近、自分が
「いつも来る人」と思ってもらえているような気がしてきて、
今日は太鼓山も気持ちよく上がっていたし、
私も、いっちょここらでやったるか!という気持ちで話しかけてみたのだった。
結果は…とてもいい話が聞けて、ほんとうにうれしくて、
家に帰ってすぐにビールを飲んだ。
そして、ここ数日、ものすごく悩まされていて、
「明日はあんま屋に行かなきゃ」と思っていた肩こりが、すっと軽くなっていた。
ガチガチのバンバンで、首も回らなくなりかけていたほどのものが。
(「肩の荷がおりた」って、こんな感じ!?)
コッコデショは、本番直前のこの何日かで
「大丈夫なのでは!」という状態になってきたが、
私もようやく、番組に対して「大丈夫かもしれない」と思えた。
もちろん番組としては、本番の様子だけ撮っても、
コッコデショ自体が素晴らしいから、それはそれで成り立つ。
でも、自分が取材して、納得して、ひとつの番組にすることに対しては、
正直言って、まだまだ自信がなかったのだ。
それを今日、一山超えた気がした。
今日撮れたインタビューじたいは、ひょっとしたら、
できた番組の中ではひとことふたことしか使ってないかもしれないけど、
今日は、ひとつの、記念すべき曲がり角だった。
王道なんてないな、と、心底思った。







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