ぴんよろ日記
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2003年09月15日(月) イラストについて。

いま、ながさきプレスに連載中の「ナガサキ観光さんぽ」。
今日は眼鏡橋のイラストをせっせと描いておりました。
ペンで描いたものをスキャンして、グレーの色づけはパソコンの中でします。
イラストと文章をレイアウトして編集部に送ったあと、
イラストだけをプリントアウトしてじろじろ眺めるのが嬉しい時間です。
絵を描くことの楽しさが、小学生の時以来思い出されるひととき。
そういえば漫画家になりたかったんだった。
ノートにも、テストの問題用紙の裏にも、たくさん絵を描いていた。

でもある時、自分の絵がとってもつまんないなぁ、と思えた。
それは高校に上がるくらいの時なんですが、
先生受けはいいんだけど、面白くない。
つい熱中すると描き込みすぎるので、なんというか、重い。
美術なんて別に好きじゃない、というような子の方が、
ダンゼン面白い絵を描くんです。それは分かるんだけど、描けない。
そのうち文章を書くことの方がどんどん好きになって、そのまま。
絵は、私にとっては、一度お別れしたもの。
好きだけど、本分じゃないという気持ちです。
しかし今となっては、これが肩の力を抜くいい要素になりました。
楽しめる。
いつしか年賀状の版画の原画くらいしか絵を描かなくなった私に、
それもありだ、ということを思い出させてくれたのは、
今はなきテレビ番組の小さなコーナーでした。
番組が始まる時に「イラストを描いて」と言われた時には、
正直言って、かなりギョッとなりましたが、
どうにかこうにか2年間描き続けました。

今さら絵描きになろうとは思わないけど、
機会があれば、文章とともにどんどん描いていきたいです。
製造元が一緒なゆえ、
少なくとも自分の文章には自分の絵がしっくり来るなぁ、と思うので。


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