ぴんよろ日記
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2003年04月08日(火) 行くから帰れる。

昔書いたか書かなかったか、
書かなくても複数の人には話したことがあるのだが、
テレビに出たりコピーの仕事で外に出るのは、
自分に修行を課しているという部分がとても大きい。
放っておくと家や道ばたにこもってしまい、
グジグジと自分の世界で遊んでしまうし。
人と話すのも苦手だし、できれば家族や数少ない友人たちと、
ときどき会うくらいで暮らしていきたいと思っている。
でも、それは、やっぱり違う。
そういう世界は、帰ってくる場所だ。
帰ってくる場所の人だって、
家でグジグジこもっていたヤツのグジグジ話なんて聞きたくないだろうし、
なんというか、それは虫のいい話だ。
出て行くからこそ、帰ってこれる。
いくら居心地が良くても、一ヶ所にとどまり続けるというのは、
いつの間にかよどんでしまうと思う。
すべてのものはうつりかわる。
うつりかわることで、そこにある。
うつりかわるもの同士が、うつりかわりながら、時々会って、飲んで話す。
それはダンナでもそうだ。
毎日それぞれに家を出ていって、帰ってきて、話す。
私は自宅就労者なので、家の中の仕事場に出ていくときもある。

リビングは、帰るところであって、いつもいる場所ではない。


でも、こんなこと書くと、
「ワケあって家から出られない人はどうするんですかっ!」って泡飛ばすヒマな人がいる。
それは気持ちの問題なんだ。
頭の切り替えには、体の動きがいちばんきくので、外に出ようということなのだ。
そんなこというヒマがあったら、宇宙の本でも見ていよう。
「図書館にだって行けないんですっ!」
だからさー、それは事実なだけで、自慢することじゃないんだって。
自分の弱さを探して武器にするのって、違う。

なんか、違う方に話が行ったが、よどむのは良くない、という話でした。






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