的といじの日記
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2002年01月09日(水) イメージ広告の技法

映画なんかを観るときには、俳優以外の背景や小物に目をやる余裕がありますよね。(自分だけかも)一方CMの場合、新規な情報が短時間に高密度で一気に与えられ、切り替えも早いからどうしても目が一点集中してしまいます。たとえば武富士の旧バージョンのCMで男性ダンサーが最後列にしっかりといたことを覚えていますか。意外に見落としがちだったのでないでしょうか。(新バージョンでは見事に消されていますが。)特にCMは画面の中心に視点が釘付けにされやすいものなのです。ここで、イメージCMというのは主に商品ではなく会社のイメージを訴えるものであると勝手に定義します。各種英会話学校、美術系の専門学校、KDDI、JR、ユニクロ再春館製薬、武田薬品などを想定してます。とりあえず。もちろんガムだらけの駅とか、卒業しても就職なんかあんまりできないとか、半年通っ他後で”語学なんて才能だ”と叫びたくなったりという現実を隠す為のものでしょうが、これらのCMに共通するのは背景に余分な物が少なく、人物を中心に配しロゴも横書きで中心に出てくることでしょう。自分自身英会話を習おうと思ったことがあるけれど、学生には授業料が高すぎるので一瞬で諦めた。ところで、ECCとかの教室って、よくいえば手作り感がありますよね。(要するに画用紙がべたべた貼ってあるということ)今盛んに流されているECCのCMは背景が赤一色で人間の動きが幾何学的で一定のリズム感があるという点でイメージCMの典型じゃないかと思うんです。少なくとも悪い印象は与えない。お金のことは一切いわないし。全くの当て推量だけども、一点を見てると洗脳されやすい状態になるんじゃないの。
今日のまとめ
CMの傾向の分析に中心への集約度を考えても面白いんじゃないの
イメージCMの傑作
 家庭教師のトライの”mother,mを取ったら他人(other)です”
悪い噂の絶えないトライですけど、このCMで家庭教師が身近な選択肢になったのではないでしょうか。これは文句なしでしょう。おわりma酢。


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