2006年11月30日(木)音速。


自分が刺し殺される夢を見た。
右わき腹、誰かを制止しようとして。
あぁー死ぬんだと思った。
怖くなかったけれど、いまはその夢を見たことが怖い。

時々今この瞬間に死ねたらなぁとふと思う。
これ以上の幸せはないだろうからもうこのまま消えてなくなってしまえればいいのにと思う。

すべては音速で走っていく。
追いつけないくらいはるか遠くへ速く速く。
しかし私は光速でみる。
私はすべてよりも先を見る。
先を見ながらやはり追いつけないのでもどかしく足がもつれ喉からひゅうひゅうと息が漏れる。

何が言いたいんだろう。
たぶん、死にたくなるほど幸せな瞬間が絶対に追いつけない速さで私の横を通り過ぎたということ。



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