2006年01月29日(日)革新


大学入ってからここ2年間、自分の中で色々なことが革新していったのがわかる。

世の中に絶対的な格差や優劣みたいなものがあることも実感として知るし、
自分が劣等感を抱き怯えていたものが、実はとても幼稚であったことに気づいたりする。

同時に自分の中の幼稚さにも気づくし、
そういった成長と呼ばれるべきものに基づいて自分が少し過剰に、自信みたいなものを持ち始めていることにも気づく。

大切にしていたものを大切なままで傍に置き続けるためには、
大変な努力と労力を費やさなければならないということも遅まきながらに知る。
もう、それを失ってしまっているという事実に足掻く。

二年間という年月は人を変えるのに十分な威力と、密度を抱いていて、
それは自分が生きてきた時間のたった1/10だというのに、
過去を振り返る私の前に、あるいは私の過去に存在した人々との間に、
決定的な溝を生み出してしまった。

もう少し飛翔すれば越えられる気もするのだ。
でも、今はまだ前の姿を思い出せない。


沢山のものを抱えて歩けない私は、
全てを棄てて螺旋状に飛び立つしかない。



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