| 2005年08月15日(月) |
「屋島の合戦」『Flowers』 |
大河義経感想です。 ひょー……。
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毒舌ネタバレ大いにご注意下さいませ。
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今回は特に毒舌です。 (愛ゆえの毒舌です)
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継信最期に涙した方は不快に感じられるかもしれません。
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ご了承の上お進み下さい。
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「屋島の合戦」 えーっと何か毎度毎度義経が美化されていて むずがゆいというかなんというか。 あの優等生が義経だってみんなが思っちゃったらどうしようという 危惧があります。 2005年(付近)の日本人が求めた英雄像という解釈でOK? そしてOPのキャストで撃沈。 義経の後に弁慶がいない。→マツケンがトリ。 →「また中井さん出ないのかよ!!!」 後白河もいないし、渡清盛の回想もなし。 そんなに軽々しいのか、今週も! なんていうかもう今週はタッキーにゴマキに翼ときて アイドル大河かよっっ!!とか思ったりしてね。 源平合戦なめてんのかっっ!! 義経と与一に謝れ。 なーんちゃってね。 いいんです、いいんです。 こうして義経は時代に相応しい形で語り継がれていくんです。 だってあの御方は日本で初めて「アイドル」になったんだから! (司馬遼太郎『義経』参照) そんでもって今回の見せ場はなんと言っても 扇の的と継信最期。 能子はどうでもいい。 宮尾さんはどうしても平家の女性陣を描きたいらしい。 時子面白いなぁ。 強いなぁ。 確かに政子とは対照的な強さです。 宗盛の情けなさ、わかってはいても何か歯がゆいですね。 そうか、知盛がいないのか…。 そりゃしょうがない。 義経の奇襲だって思って退いちゃうとこが宗盛です。 てゆーか平家の公達少なすぎるよな。 もっとこうわしゃわしゃいるでしょう、実際は。 あーでも一ノ谷で結構死んじゃってるのか。 それにしても教経不在はいろんな方面で痛い気が……。 壇ノ浦での教経と義経のやりとりは見せ場じゃないの…?? ともかく与一。 まず与一を呼んで射させるくだりが 平家物語とは違いましたねー。 義経の悪いとこは全部軒並みカットされてます(笑) 「自信ない」って言った与一に 「義経の命に従わないなら帰れ!」って言う場面とかね。 はーvこの気質が可愛いんじゃんねぇ義経はvv もう必死なのよ。 義経がやってくれって言ってるのにできないのかって。 義経的にはお願いしてるんです、これ。 「できないはずないから自信もってやれ」って。 応援してるつもりなんだけど不器用なんです。 世間的にみると単なるワガママなんでしょうね。 可愛いなぁvvv そんでもって平家物語では与一がうまく射た後、 舟の上で平家方の男が踊り出すんですが 義経は「あれも射ろ」って命じて男を射殺しちゃうんですよね。 そんな仕打ちに味方からも賛否両論。 その場面もなかったね。 当然と言えば当然か。 大河的には都合の悪いとこは見ないフリで作ってる感じ? 私的には悪評高いシーンをいかに解釈して 義経を擁護してくれるのかを見たかったんですが…。 ともかく義経に分が悪いシーンは軒並みカットされてます。 翼についてはノーコメントで。 でも与一の演出はすごく良かったと思います。 風を感じ海を見て、五感研ぎ澄まして 心眼開いて射る感じがすごく良かった。 それと時子が平家の命運をあの緋の扇に託したのもすごく良かった。 最後、波にたゆたう扇を見る時子のシーンに 清盛の回想を入れればもっと良かったんじゃないかな。 昇る日輪、牛若に見せたあの屏風と 落とされた扇の金の日輪が重なったら 時子の哀しみがさらに深く、清盛への想いも 一門への愛情も、今後の平家の行く末も いろいろ暗示させられて良かったんじゃないかなー。 あー…でもしつこくなっちゃうのかな。 どこまで描くかって難しいですね。 そしてやっぱり毎度のことながら宮尾さんの平家は 平家一門の女性に心が寄ってるなーって感じます。 セリフも多いし感情がすごく細やかに表現されてるなって。 リアルですよね、女性陣。 義経主従なんて歯が浮くくらいに非現実的で 物語の中の伝説の英雄って感じだけど……。 大河の義経は本当に 女性(母)にとっての「理想の息子」って感じがひしひしと。
そんでもって本日の第二メイン。 継信最期。 はい。 えーっと……期待した程よくなかった。 何って演出の間の悪いこと悪いこと。 長いよ、長い!! 長すぎるよ!!! いっそ「はやく死ねよ」くらい思ったね(言い過ぎ) 誰か新選組!の三谷さんを連れてきて下さい……。 ってくらいに見ていて疲れた。 いや、名シーンなのはわかる。 力が入ってるのはよくわかる。 だからって時間を長くとればとった分だけ比例して 感動に結びつくわけではない。 っていうか……。 前回の屋島へ渡る義経が己の進む先を想像する演出 (目を閉じて海を渡り山を越えるやつ) すごく良かったから 面白い演出を結構期待してたのに。 あー………。 まぁいいや。 えっと……継信死んだときさ、 目、閉じたよね? 義経が開いたままの継信の目を閉じてあげようとして 手を近づけたとき 継信の右目がほんの一瞬閉じたよね……? 気のせい? あれ、よくNGにならなかったなー……。 いいのかな?? 一度しか見てないからわからないけど私にはそう見えた。 そんなこんなで義経に射かけるのが 強弓の教経じゃないし、騎馬じゃないし、 海辺じゃないし……。 もう何なのそれって勢いでしたよ。 ありかよ、それ………。 てゆーか大河はかなりいろいろ無視しすぎだよね。 教経役は作っておくべきでしたよ!!! 教経!!!教経ーーーーーーーーーーー!!!(今更) てゆーか継信にはもうちょっとあっという間に死んで欲しかったよ。 しかも「殿を護って死ぬなら本望」って言ったか!? あの大事なセリフを言ったか!? 興奮しすぎて聞き漏らした、私!? 「殿が出世する姿を見れないことだけが心残り」って。 他の郎党になんて声かける余裕ないんだよっ!! 義経に必死に気持ち伝えて力尽きてくれよ。 「元気じゃん…」とか思って見てたよ、私。 義経っていうのはホントに直情型のバカで 合戦中だっていうのに 継信を弔う僧を探してその僧にお礼として 一ノ谷を共に駆け下りた名馬太夫黒をあげちゃうんだよ。 アホなんだよ、ホントに。 武士が戦中に馬手放してどうするよっ!! でも義経はあげちゃうんだよ。 キレイゴトじゃないんだよ。 ぶっちゃけホントにアホなんですよ、あの子。 なのになんでいろいろないの!? 何でことごとくカットしてんだよ、オイ!!!!! 泣けるもんも泣けねーよっ!!! めっちゃ冷静につっこんでたよ、私。 ぶっちゃけ全然泣けなかったよ。 平家の原文読む方がよっぽど泣けるよ。 なんだよ、あれ。 ダイナシだよ、ダイナシ。 「ずっとお傍に」って別にそれでもいいけどさ。 弱いんだよね。 何か絆がとにかく弱かった。 ただの知り合いが死んだ感じだったよ。 もうちょっとリアルな部分で会話して欲しかったのもあるし。 それでもやっぱり涙はじわりと浮かんできて 私の命をあげるからもう少し せめて平泉まで(贅沢)継信には義経の傍にいて欲しかった。 てゆーか「兄上っっ!!」っ叫ぶ忠信にやられた。 兄上!!兄上っ!!っていう言葉に弱いです……。 てかさ、義経冷静すぎるよ。 めっちゃ冷静だったよ。 何あれ? あれやっぱ義経じゃないよ。 義経は直情型だよ。喜怒哀楽めっちゃ激しいんだって。 もっと取り乱して泣こうよ………。 他の郎党に「この殿のために死ぬのは露塵ほども惜しくない」って 思わせるくらい嘆いて欲しかった………。 お前が死んだら生きていけない!くらい泣いて欲しかった。 義経って自分の郎党にはそれくらい思い入れてたと思うんだよね。 あれさ、ぶっちゃけ主従じゃなかったよね。 仲良し倶楽部だったよ…………。 仲間じゃないんだからさ……。 主従なんだからさ………。 主従のロマンがわかってないなぁ……あの演出。 男が男に惚れ抜いて生涯を尽くすことの浪漫が感じられなかった。 継信も義経も……。 役者の芝居の問題なのか……? 信頼していた大事な部下の死、 生涯お護りしようと忠誠を誓った殿との別れ。 それがあんなに簡単で良かったのか……。 今後のそれぞれの死が非常に今から心配です……。 くそー……いっそ頼朝の流す涙が一番泣ける気がしてきたよ……。
そう言えばやっぱり頼朝は「情」の人かも しれないと思った。 曹操とかと比べて頼朝は優しすぎるよ。 それは日本人と中国人っていうか 文化や民族性の違いかもしれないけど。 でも頼朝はやっぱり甘いし優しすぎるし 天下を真剣に狙ったのかとか考えると そんなことはなくて「源氏」という血に 人が集まり踊らされていたのかもしれない…とか。 三国志でいったら一番近いのは劉備なんじゃないかと 思ったりもして………。
『Flowers』 tacticsのOPとEDを聴いたら うっかり発作のように聴きたくなって 聴いてみました。 歌い出し1秒(「い」だよ、「い」)で泣きそうになりました。 なんだ、この歌ーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!! 毎回言ってますが!! なんだこの歌!!! せつな死ぬ!! せつな死ぬよ、マジで!!! (せつなすぎて死ぬの略) 西岡和也最高!!!マジ最高!! そして私は西岡さんの数ある楽曲の中で 一番の名曲はこの「Flowers」であることを 宣言したい……。 私にとって「表現」とか「創作」という行為の中で 一番重点を置くのがおそらく「せつない」という感情なのね。 そして私の捉える「せつない」という感情に もっとも近い音色が「Flowers」なんだと思う。 俊くんの歌声ももちろん。 優しさとせつなさが溢れてもうたまらないです。 コーラスもメロディも楽器ももう何もかも。 せつなくない瞬間がない。 過ぎ去った時間。 もう戻れない日々。 大切な想い出って誰にでもあるよね。 もう二度と会えない人。 もう二度と行けない場所。 それって想い出の中でどんどんどんどん美しくなる。 散っていくからこその桜の美しさ。 滅びの美しさ。 波間にたゆたう、源平の旗。 目を閉じれば聴こえる鬨の声。 Weiβやクラッシャーズの中に 私はきっと源平合戦と同じものを感じているのだと思う。 今「Flowers」エンドレスです。 こんなに胸の痛む曲にはきっともう出逢えない。
三国志を読み始めてみた。 うん、やっぱり「殿」は劉備だと思う。 ミーハー的には孫策とか周瑜にも萌えそうなんだけど…。 命をかけて自分が仕えるなら劉備です(確信)
「玄関の鈴虫が鳴き始めました…いいねぇ…」
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