本当の恋って?...Snow

 

 

体温 - 2002年11月14日(木)

水曜日、バイトのない日。


最近、後輩達が資料作成の為に
パソコンを使用して、夜遅くまで残っている。


私はその後輩達にパソコンを教えているので
私もなかなか早く帰れない。。。


で。
また、みんなでご飯を食べに行く事になった。
今回は4人。


Oさん、K、S、私の4人。

今回の会場は、駅直結の居酒屋。

Kが終電ギリギリまで飲めるようにの配慮。



ところが。。。
話が盛り上がる。

Oさんは31歳、年上。
年上には逆らえないKは、終電で帰ろうとしたが
Oさんに引き止められて結局残る事に。


1時半ぐらいまで飲んだかしら(汗)


Oさんは車。
Sはバイク。

で。
Kは結局家に泊まる事になった。



私は、なんかめちゃくちゃハイテンションで
ビールをガンガン飲みまくってたらしい。

いやー、飲みすぎた。
って言った時、

今日のSnowさんはすごかった」まで言われた(涙)


一緒に寝ようよ
Kはそう言うと
速攻、ベッドに入って寝た。

私は、人が居ると正気でいられるので
一人でシャワーを浴びて
髪もしっかり乾かして、Kの横に寝た。


Kは爆睡。
連日の残業と飲みで疲れてるみたいだった。

私も相当酔ってたらしく
普段は全然眠れないのにかなり爆睡した。

で。
短時間で深い眠りをしたのか
朝の
5時半ぐらいにぱちっと目が覚めた。


横では気持ち良さそうに眠る、K。




久々の横顔。
清閑な顔立ち。

この口びるに触れた事もあったな。。。

そんなこんな回想しながら、みてたら
Kが大きく動いて、布団を押しのけた。

こりゃ、風邪ひくな、と思い、
布団をかけようとしたら。。。

私が腕の中に入るスペースが出来てた。

一瞬、ためらったけど
その、腕の中に入っていった。



腕枕をしてもらって。
すっぽり腕に包まれて。。。

久々、Kの体温を感じた。




抱きしめられて、温かかった。



でも、不思議と自分もKに対して
それ以上の要求は浮かばなかった。

キスしたい、という欲求も
強く抱きしめられたい、って欲求も。


私はKに背中を向けて
腕に包まれながら、再び眠りについた。。。。









朝。
相変わらずの光景。

私は少し早く目覚めて、Kには着替えも
化粧シーンも見られないようにする。

そして目覚ましテレビの朝の占いが始まる頃
ギリギリで起きてシャワーを浴びるK。




歯ブラシ、捨てちゃったの。
その一言が言えず、
お風呂場に行ってしまったK。

どうしようか悩んだけど
後から
ごめん。新しい歯ブラシ。」と
風呂場をノックして差し出した。





それ以上、2人はその話題には触れなかった。




Kはどう思ったんだろう。

捨てられて、ホッとしたのだろうか。
悲しくなったのだろうか。

私には、わからないけど。



こんな、一緒に飲んで、尚且つ
寮のメンバーが私だけという好都合の飲み会は
そうそうない。


もう、きっとこれが本当に最後。
こんな機会があっても、彼はもう来ないだろう。



何も話せなかった。
上辺だけの話しかしなかったけど。

もう、もう私の気持ちを話す機会なんて
ないだろう。


久々、彼のぬくもりを感じて
少し心が潤った感じがするのが
ちょっと自分でムカツクけど





これが、最後なんだろうな。
そう、心を落ち着かせて。。。。




...




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