| 本当の恋って？...Snow |
不器用 - 2002年01月11日(金)
今日はバイトの日。
金曜なのに全然お客が居ない。
稼ぎ時なのに。
大丈夫かしら。。。経営は。
なんて、心配しても仕方ないけど。
で。
私は奥の席のソファーに座ってる常連さんの
ＨさんとＫさんにつく事に。
もう、2年ぐらいの付き合いになるから
かなりのなじみで。
話す事も遠慮もないし、私はバイトしてる気分では
なかったかも。
それで、ずーっと、喋ってて。
2人のうちＨさんがトイレの為、席を立って。
ちがう女の子と話す為に帰ってこなかった。
席に残されたＫさんと私。
その人は一昨年の12月。
強引な誘いを受けて、身体の関係になった事の
ある人だった。
最近の話によると、結婚秒読み？って話が進んでるらしい。
彼は何かと誤魔化してるみたいだけど
感のいい人だったら、気付くに決まってるでしょ？
で。
2人っきりになる機会なんて
あの日以来なかったから。
「最近の話の流れで、感づいてる？」と。
「俺、1年ぐらい付き合ってる彼女がいるんだ。」
なんて、告白してきた。
「あぁ、話の流れ的にわかってたよ。」なんて答えて。
「あの時は、ごめんな。」と誤ってきた。
彼はきっと、あの時の事を清算させたいんだ。
一昨年の12月。
ＨさんとＫさんと3人でバイト終わってから
アフターでご飯を食べに行った。
案の定、Ｈさんは酔いつぶれてしまい、
さっさとタクシーで帰っていった。
Ｋさんは、「送るよ」と言ってくれた。
でも私は身の危険を感じたし、
彼の家が全然逆方向ってこともあり
断ったんだけど、お言葉に甘える事にした。
でも、とりあえず、タクシーに乗り込んで、
家の方まで指示したら。。。
彼がラブホテル街の名前を、言った。
私の家は通り道で。
途中で降りよう、って決めてたけど。
結局止めてもらえず
結局降りる事が出来なかった。
確かにかなり強引ではあったけど
逃げようと思えば、泣き叫べば帰れたかもしれない。
でも、心の中では
「どうにでもなれ」
って気持ちもあったと思う。
私はずっと不機嫌だった。
けど、ここまで来といて騒いだって仕方ない。
とりあえず、部屋に入ったけど。
別に暴力振るうわけではなかったけど、恐かった。
キスを強引にされて。
もう、それからは観念するしかなかった。
その時付き合ってた彼を裏切った罪悪感と
お客さんという存在に抱かれる嫌な感じと
でも、違う人を感じてみたかった不思議な気持ちと
いろんな気持ちが入り混じってて。
涙も出ない。
冷静に状況をみてる私が、いた。
でも、キライな人では、なかった。
好きでもないけど。
意外と平気な自分がいて。
終わった後は、普通に話すことが出来た。
と、そんな記憶が蘇る中、彼の話は続く。
「ずっとかわいいと思ってた。
だから、あの時の気持ちは嘘じゃない。
けど・・・・。
ごめんな、俺、不器用だから、こんな風にしか言えなくて。」
別に、いいよ。
気にしてないよ。
責任とって私と付き合って、なんて思ってもないし。
「でも、Snowの事、好きだよ」
「・・・・・。」
こうゆう、浮気な人がいるから、私の恋愛不信が直んないんだと思う。
それはそれで素直な気持ちなのかも知れないけど。
彼の誠実さは、なんとなく伝わった。
私だって子供じゃない。
エッチだって、初めてじゃないし、ゆきずりでした事だって
無かったわけじゃない。
「彼女が居たのに抱いた」事にゴメンなのか
「不誠実に抱いてしまった」事にゴメンなのか
よくわからなかったけど。
また、好きってことが判らなくなった。
好きって、言われる事も。
何処までが、本気？
何処が、嘘？
あなたは私にこれ以上何を求めるの？
...
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