しあわせのかけら。
小さな子どもの頃、拾ったビー玉やもみじの葉っぱ、キャンディーの包み紙やグリコのおまけ・・・いろんなものをとっておきたくて“秘密の箱”に入れてたっけ。そんな日記、かな?

2009年05月15日(金)  はずっ。

おととい・昨日に続いて、
今朝もぼーっとしていられなかった。

書くと長くややこしくなるので省くけど、
あの人は、
いつもの快速のいつもより2両前に
途中の駅で乗り換えてきた。
いつもと違う動きを察知していた私は
すでにその快速のその車両で“待ち伏せ”していた。

でも、乗るドアまでは予測できなくて
満員の車内では見えなかった。
ま、そのほうが良かったかも。
違う車両にまで出没したら
ちょっと気味悪がられそうだもんね。

あの人よりもあとから降りて
20mぐらいうしろからついて行った。

C線のホームで乗り換えの電車の列に並んだあの人が、
いつものクセで上って来た階段のほうを振り返るかも。
そう思った私は
(顔はうろ覚えでもかごは覚えてるだろうと思って)
かごバッグが目立つように右腕にかけて
あいた右手で左手の指をこすりながら
(会社に新型インフルエンザ対策として配備されている
 消毒液のせいで手が荒れて痛いっ。)
ちょうどあの人の視線の先に位置しそうなところを歩く。

案の定、あの人はこっちのほうを向いた。
その目には、多分
ちょっと淋しそうに視線を落として歩く私が
映っていた・・・はずっ。


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