今日の日経を題材に法律問題をコメント

2010年03月15日(月) 富士通前社長の「辞任」騒動

 日経(H22.3.15)17面で、富士通の野副前社長の「辞任」騒動の記事が載っていた。


 前社長の言い分では、

「『好ましくない企業グループとの関係を続けている。辞任しなければ富士通は上場廃止になる。』と迫られ、やむなく辞任を受諾した。」

「しかし、「反社会的勢力と関係を続けたとの指摘に根拠は乏しい」

とのことである。


 そのため、前社長は辞任の取消を求めている。


 前社長の主張が正しいのであれば、辞任したことは錯誤であるとして、無効になる余地はある。


 ただ、改めて取締役会で解任決議をすれば同じことであるが(報道では、後に相談役は解任したそうであるが、取締役の解任決議はしていないようである。)


 もっとも、反社会的勢力との関係はないのであれば、なぜ辞任要求を受け入れたのだろうかという疑問はある。


 < 過去  INDEX  未来 >


ご意見等はこちらに
土居総合法律事務所のホームページ


My追加
-->