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「失われた愛を求めて」と「バッカ」 - 2007年12月26日(水) そもそも「失われた愛を」求めようとしても無理だろう。 失われて仕舞っているのだから。 失くした「愛」をどこか他所で見つけようとしても、 それは、自分が真に欲しかった「愛」ではない。 何故なら、自分は、あの時あの状況で、「愛」に 満たされたかったのだから。 まして、誰かを犠牲にして手に入れる「愛」なんて 紛いものでしかない。 見つかるはずのない「愛」を求めて、 「愛」の飢餓状態にもがき苦しみ、安らぎを渇望し、 「失われた愛を求めて」生きる吉井和哉は、 永遠の旅人なのだろう。 「どこまででも行けるという特別な切符」を手渡され、 「あらゆるひとのいちばんの幸福」を求めなくては いけないという果てしない旅を運命づけられているのだと思う。 「自伝」と「バッカ」PVで浮かび上がる吉井和哉の イメージは、「孤独な旅人」だけれど、 ただ孤独を悲しんでいるのではないと感じた。 “音楽を軸に回るオレのLIFE この星の思い出を歌に ・・・・・・ 絶え間なく続いて行くドラマ ただ君と一緒にいたかった 独り言言うよ メリークリスマス” 本当に大切なものは何かを見つけた男の静けさ、 それでも旅を続けて行かなくてはいけない男の厳しさ、 この「バッカ」は、 人間吉井和哉の「儚く切なく美しい」愛の歌だ。
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