ロマンティスト・テイスト...jovanna

 

 

39108 - 2006年10月03日(火)

「39108」既に3周している。
プレミアム盤についているDVDが2枚もあるのだから観なくちゃと思うのに、
CDを止めてしまうのが勿体無いような気がして延々リピートしている。
「at the BLACK HOLE」と「White Room」は、黒・白対を為す
どちらも優劣付けがたい作品だと、私にとって凄く愛着のあるアルバムだけれど、
吉井和哉名義で発表したこの「39108」は、それらを軽々と越えて
私の心の中に入って来た。
「bridge」で渋谷陽一氏が『客に対する視点と色気が足りなかった』と仰っているが、
成る程遊びというか余裕というべきものは確かに少ないかもしれない。
でも私は、この『ポジネガマン』の
“愛をLOVEと訳すのは嫌いかい
 そう悩んだ 好きで悩んだ
 悩んでないと生きられない”と歌うこの吉井和哉という男に魂を捧げようと思う。
「LONELY」の“大地の裂け目を今すぐ飛び越えたくて”
「黄金バッド」の“近頃へこんでばっかり とにかく沈んでばっかり”
「ALL BY LOVE」の“不安定”
「恋の花」の“暗い森の中を彷徨うような”
そういう厳しさの中で悩み苦しんで、その中からこんなにも力強く
「BELIEVE」で“I BELIEVE IN ME どうにもならないとは思わずに 今を駆け抜けたい”と
歌声を響かせる吉井和哉の覚悟の証に触れられて、とても幸せだと感じている。





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