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EYESCREAM - 2006年02月03日(金) ロック・フォトグラファーが切り取る美しき男たち 「Beautiful Rockers」特集が組まれた雑誌「EYESCREAM 」を買った。 デヴィッド・ボウイやマーク・ボランを撮ったフォトグラファー 鋤田正義氏が撮りおろした吉井和哉が表紙だ。 インタヴュー中で吉井が『自然にすぅーっと、レンズに本当に吸い込まれました。 ・・・始まり方と終わり方が凄く自然で。優しく○○○されたような感じ・・・』と 語っていたけれど、唇に指をあて首を傾げた顔、ギターを抱いてこちらを見つめる目、 マイクをあしらい、ギターを片手に、どれもとても瑞々しい吉井が息づいている。 吉井のインタヴューの後に載せられていた鋤田正義氏のインタヴューで 『自然に出てくる」その人自身の魅力、華というのかな、そういうものが一番美しい』のだと、 デヴィッド・ボウイやマーク・ボランを撮った時の話と共に 『吉井さんにも感じましたけど』と仰って下さった事が、本当に誇らしく嬉しく思った。 吉井自身にとっても素晴らしい経験だったろう。 インタヴュー内容も、「吉井和哉」の原点をしっかり見据えるに至った覚悟と 自信が感じられて、流石にこの表情に表れているのだと感じた。 「BEAUTIFUL」という普遍の愛を歌えるようになったのは、 THE YELLOW MONKEYの休止、YOSHII LOVINSONとしての活動と葛藤、 正式解散・・・ここ何年かの吉井和哉の過ごして来た時間の濃さゆえだと思う。 お母様に「(車を飛ばして)生まれて初めて 文句を言いに行った」というエピソードは、ちょっとグッと来てしまった。 「心が晴れた」と仰っているけれど、 吉井自身だけでなくお母様にとっても、とても良かったと思う。 『気持ちは思っているだけではなく、ちゃんと言葉にして伝えなければ』 選んで来たのは自分自身・・・だから何が起ころうときちんと受け止める ・・・それが「愛」。 「ある愛の詩」じゃないけれど「愛とは決して後悔しないこと」なんだよね。 私自身の愛はどこにあるのやら。
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