実は 自分が『あげ』であることに でも それに気づいてしまえば なにもかも無くなってしまうような気がしてた
あの日 あの御方がどうして自分を 好いてくれてたのがわからなかった 自分の立場では決してそれが出来ることではないと それでも私を「いいねぇ、最高だよ」とお酒を交わした
決して自分が富を得るわけでもなく 基本的にはいつもボヘミアンで 容姿だってそれほどのものを持っていない
なのに 私を好いてくれた人は その逆を歩んでいく
富と名声を確実なものにして
それを見ていくのが ココロからの歓びだった
やがて 必要としなくなり離れてしまった人は
泡のように消えてしまう
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