ちょうちょうの気持ち
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新しい教室で初めてのピアノのレッスンでした。
昨年の暮に春からお世話になっていたピアノ教室を 切り捨てられるようなかたちでやめることになり なんとか気持ちを立て直すまで時間が掛かりましたが 子どもたちのほうが逞しく気持ちを切り換えていたので 私もやっと、一歩踏み出すことが出来ました。 あてもなく同じ曲を弾き続けるのはイヤだからいい加減 先生探してくれってせっつかれたのですがw
今度の先生はほわ〜〜っとした雰囲気で、笑顔で子どもたちを 包みこんで下さりつつ、音に対してはかなりシビアに指摘して 下さいました。いきなり指のかたちからダメ出しされて びっくりです。2人とも課題がいっぱいで、曲に飽きたなんて 言ってられないような状況。(゚Д゚;) それにしても、出だしのワンフレーズさえ、ちょっと弾き方を 直すとがらりと音が変わり、今までそばで練習を聞いていて 「なんか違う・・・???」と思っていたのが霧が晴れたように クリアになりました。3週間以上も指導者もなく弾いていたので 変な癖もついちゃっていたのでしょう。
それにしても、この1ヶ月あまりは、ほんとうに辛かった。 けれども、だからこそ、わたしは誰かに対してもっと寛容で ありたいと思うし、ある一部分だけを見て全人格を否定する ようなことはしてはならないと、あらためて強く胆に命じる ことが出来た。
そして、今更ながら思うのはインターネットの持つ暗い部分。 私は、ブログのコメント欄で私の娘を見たこともない人達と 「いやな生徒」「大変な生徒」「そのうちいなくなる」 「収入よりも自分の身体」などと楽しく盛りあがる文章を 一生忘れない。 それを読んだ時の全身の血が冷えびえとする感覚も。
それにしても、ここのところ某掲示板をうろうろしていて わかったのだけれども、ピアノの先生とお付き合いって、 私が思っていた以上にしきたりがあったようで(いわゆる 「包むべきもの」とか)、北海道の片田舎の先生と和やか かつ呑気なお付き合いをしてきて、このようなもの、と安心 しきっていた私自身の怠慢があったのもまた否めない事実 だったようで。 もうずっと、何が悪かったんだろう、どこがいけなかったん だろう・・・ということが頭から離れなくて、思い起こせば あのこともあのことも、あのことも・・・・と出てくるけど、 本当の原因には思い至ってはいないような気もしないでもない。 それでも今回のことで少しは学習したので、これからも情報 収拾のためのアンテナを伸ばしつつ、子どものたずなを引き 締めつつ、子供達がピアノを続けたいと言う間はなんとか頑 張って行こうと思う。 本当にいやな思いをたくさんしたし、相手にもさせてしまった だろうけれども、そもそも相性(そんなかんたんな言葉で解決 しちゃうのには抵抗あるけど)が悪かったのかなあ、とも思う。 だとしたら、少々荒っぽいとはいえ神さまが起動修正して下さっ たのかもしれず、この別れはお互いに良いことだったんだろう な、と、今日初めて思うことが出来ました。
帰り際、「びしびし言っちゃっても大丈夫かしら?」と聞いて 下さったので
「もちろん、もーーう、ビッシバッシとお願いします♪」
とつよくとよくお願いしてきました。心の中では
「私に粗相があったときにも頼みます」
ってな感じですよ・・・
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