徒然なる日々。
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久しぶりの未来日記。まだ5日になったばっかだっつーの。二週間も焦らされたせいで今日はちょっといろいろ暴走しそうなので、今日の日記は別で書く。そして落ち着いて文章書きたい気持ちになったので、なんか本の感想とか書く。
多分ここ読む友達は読んだことないだろう本。『ダレン・シャン』
以下ネタバレ含みます。これから読む予定とか、今読んでるから先言うなよゴルァ!!って人は読まないように。
ダレン・シャンシリーズ。作者名もダレン・シャン。多分イギリス人で、現在6巻まで出てるファンタジー。 ヴァンパイアモノですが、某ヴァンプ好きな友人が好むような美形の吸血鬼が処女の血を好んで夜な夜な歩き回るような話ではないです。ダレン・シャンという少年が、ラーテン・クレプスリーというヴァンパイアの手下の半ヴァンパイアとしていろんな目にあう話。クレプーはいかつい赤コートに頬にヤーさん傷バッチリで髪はちょろっと登頂にあるだけのおっさんだし、この話の中で美形じゃなかろうかと希望をもてるのはミッカー・バー・レス元帥とカーダ・スモルトの二人くらいだろう。ヴァンパニーズはヤ。肌の色紫って時点でエグイ。 そう。ハリー・ポッターと違って残虐シーンてんこもり。残虐ってのとはちょっと違うけど、痛い描写とか、シルク・ド・フリーク(サーカス)の面々の芸とか容姿キモいです。そういう描写ダメな人はダメだろう文章。一応児童書なんだけど、母親としてこれ子供に普通に読ませて平気かしらと一瞬と惑う本。
1〜3巻はダレンがヴァンパイアになってその生活と自分の種族がどんなものか理解するまで。4〜6巻はダレンがヴァンパイアとしての自覚と誇りを持って、周りのヴァンパイアたちにも認めてもらうまでって感じですかね。発刊ペースはハリーより断然速いです。最もハリー1巻分が、ダレン3巻分くらいの内容なんだけど。
ファンタジーだったらさ。ハリポタでもそうだけど、普通世界との切り離しってある程度あるわけじゃないですか。ハリーの場合、その境界線が、キングスクロス駅。普通の人間も使う駅なのに、魔法使いも使う秘密のホームもあるんですよ。ダーズリー家で魔法を忌み嫌う家族に囲まれて過ごさなければならないって部分で主に現実の世界。その対比が暖かい仲間や先生に囲まれたホグワーツ魔法魔術学校で夢のような魔法の世界と危険一杯の冒険憚になってるじゃないですか。 ダレンの場合もそうっていえばそうなんだけど、切り離し方がブッツリだったのでああそうかって感じだった。ダレンは半吸血鬼になったことで人間世界での生活に無理を感じて、自分を死んだことにして墓に埋められて、それをクレプーに掘り返してもらってヴァンパイアとしての生活を送るんです。 ハリーは肉親と呼べる人間がすでにいないにもかかわらず、現実世界との絆があるのに、ダレンは優しい両親とかわいい妹を残してブッツリ。 全体的に胸躍る冒険話というより、妙に薄暗い半地下で、揺れるローソクで楽しむ感じの本だと思う。
確かに私が母親でも、子供を子供らしく育てようと思ったらハリーを読み聞かせるだろうな。
実際(個人的に)ダレンはハリーほど、すぐ続きが読みたい!って思える話じゃなかったんで、10月くらいからちまちま本買って読み進めてたんですよ。けど4〜6巻は一気読み。誰のせいってカーダだ。 4巻でカーダはヴァンパイアなのに古い格式にとらわれない革新的な考えを持った頭脳派男だった。5巻で彼はダレンを助けるためにいろいろ手をまわしてくれたダレンの友達だったのに、最後に裏切り者になった。そして6巻で彼は考え全てをブチ撒けて処刑された。 言っちゃなんだけど、ダレンの考え方って結構先回りしすぎて余計な犠牲を出すことが多すぎる。そもそも半ヴァンプになったのも、ダレンがクレプーの毒クモ盗んだからだし、ウルフマンにサムやられたのもうっかりダレンがRVに口すべらせたせいだし、早とちりでクレプー殺そうとするし。別に道徳的なこというつもりなんてカケラもありませんよ。悪いことするなとはいわない。だっていったら話進まない(笑)。けど、自分のせいでそうなったんだから、もうちょっと深く考えろよ、とは思う。 (毒クモを盗んだせいで友達が毒クモに刺されて死にそう)+(治せるとしたら飼主であるヴァンパイアのクレプスリーだけだ)+(治す代わりに仲間になって家族や友人と別れるはめに)=クレプスリーのせいだ! って。しょうがないかもしれないけど。この場合は恨む対象がクレプーしかいないから。でも、見た目子供でも実質20歳越えたんならもうちょっと思慮深くなってもいいじゃないか。 (カーダがカブナー殺した)+(ヴァンパニーズと仲良く喋ってる)=裏切りだ! じゃなくてさ。 (自分のためにいろいろ手伝ってくれたり助けてくれたし、カーダは友達だ)+(カブナーはクレプスリーの親友だし気のいい、いいヴァンパイアだ)+(カーダがカブナー殺した上にヴァンパニーズと親しく喋ってる)=裏切り?…でも、「あの(カッコ1内を指す)」カーダが、「あの(カッコ2を指す)」カブナーを殺すなんて、何か理由があるんだろうか? くらいは考えてくれたってよさそうなもんじゃないか。いくらなんでも短絡じゃないだろうか。今まで自分が信じたことって、目の前で見たことに比べるとそれほどかすむものなんだろうか。確かに百聞は一見にしかずって言葉の通り、人間の視界の情報ってインパクト強いし信じ込みやすいけど、それまで培った他人に対する信頼ってたったひとつでそれほど信じられなくなるものだろうか。…殺人なんだけどさ。そりゃ信じられなくもなるかもだけどさ。 でも、冷静に考えて、あれほど仲間想いで頭のいいカーダが裏切るなんてどんな理由だっていうんだろうって方向に頭向かないのかダレンよ。弱ってた時ならともかく、ストリークたちといて弱ったからだが回復した後もそういう考えに至らないのはどうだろう。カーダの言い分や、行動の理由を本人から聞いて、そこでようやくそっちに思考がいくんじゃ遅いんじゃないか? そのくせして自分の晴れの舞台には静かに拍手するカーダの姿の幻影を見るか。(あと走馬灯の記憶で親友のエブラ思い出さないのもどういうわけだ) カーダのその姿を思いつく程度には友達で、信じてたのにね。どうしてあともう一歩踏み込んで信じないダレン。 私はダレンがカーダの幻影を見たシーンで、すこし哀しそうというか淋しそうに苦笑しつつ拍手するカーダを見たよ?(妄想)カーダならそうだったんじゃないかなと思う。 「君は僕の考えをちゃんと受け止めてくれた。その上で理解されなかったことは哀しいけど、きっと君なら君の方法で一族のために頑張れるね?」というようなことを伝えたい顔したカーダを。(妄想暴走)
素直に言えば、お気に入りのカーダが杭に何度も落っことされて、ヴァンパイアの楽園へ行けます様にって誰からも祈られずに処刑されたことが不満。もちろん、非道な裏切り者として皆から蔑まれて処刑されたわけではないからまあしょうがないかなぁと思えるけども。
カーダのしたことってそれほどの罪だろうか。仲間殺し?ある意味、ことを荒立てて戦い起して10人以上犠牲だしちゃったんだから、実際手を下してなくてもダレンだって充分さぁ…ぶつぶつ 主人公なんだからトラブルメーカーなのはまあ…しょうがないのか…。ダレン…嫌いじゃないけどね。 っつうか6巻オビの一番上の読者コメントムカくるんすけど。私はどうやったってカーダが好きだ。カブナーより。>ボソリ
そして最後に。炎でボーボーされちゃったダレンの髪の毛はまた生えてきますか?(重要)
マサキ

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