たーげぶっふ(日記)...ゆるげん

 

 

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読書感想文 - 2006年11月16日(木)

小学生の頃、夏休みの宿題で毎年のようにやらされた読書感想文が大嫌いだった。
課題図書が何冊か指定されていて、
それのどれか1冊を読んで書けということになっていた。
そもそも、どこのどいつが何を基準に課題図書を決めておるのか!
文部省・教育委員会・PTA・神奈川新聞推薦お墨付きだ!どうだ!まいったか!
とエラソーな気配が気に食わない。
もちろん子供の頃はそこまで考えなかったが、とにかく強制されるのがいやだった。
だいたい興味のない本を夏のクソ暑いときに読まなくてはいけないのは苦痛であった。
家庭にクーラーなどまだ珍しかった時代。
じっとしていても汗が吹き出してくる。
子供は子供らしく近所の林へ潜入しクワガタなどを捕まえに行きたい年頃。
日にちはまだある。
いやなことは後回し!
8月下旬、夏休み間もなく終了のとき慌てて泣きながら手をつけることになる。
結局何をどう書いていいのかさっぱりわからなかった。
「思ったことを書け」といわれても、別にどうも思わなかったから書きようがないのだ。
夏休み終盤の悲惨な経験は決して教訓として生かされることはなく、
毎年地獄のような修羅場が繰り返されるのであった。
なにごとも締め切りが迫らないとなかなか手をつけられない性格は今も治っていない。

ブログで読書の感想を書いている今日この頃。
かつての苦しみを思えばウソのようだ。

誰かから強制されているわけではなく、
読みたい本を読みたくて読んでいるから楽しい。
誰かに採点されるわけでもなし、
生徒一同の前で発表するわけでもなし、
原稿用紙何枚以上などの規制もないし。
どんな本を読んだか後からチェックできるように書いているだけなので気楽なのだ。
なにごとも気楽なのがいい。





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