猪面冠者日記
今さらだが当分不定期更新

2009年03月08日(日) ちょっちゅね熊本 其の弐

 朝8時起床。サンデーモーニングを見ながら顔と髪をいじる。フレッシュバーガーで朝ごはんを食べていざ熊本城。はぜ方門から入る。しかしでかい。でかい・・・! 天守閣の位置、高い・・・! こんな城落とせっこねえ。首取れなくていいから帰りたいです、私が足軽なら。ほんと石垣、どこもかしこもべらぼうに高え。なんか、段々でかさに対する感覚が麻痺してくる。日本じゃないみたい。んでもってあの独自の反り(武者返しって奴)。地元の名古屋城もここと同じく清正の縄張りによるものだが、もう全っ然違うね雰囲気が(あんなとこただの公園ですよ!)。ああ、これなのね、これこそが本物の城なのね! もちろん細川時代に幾度か改修されているし、さらにその後、大部分は西南戦争で破壊されてしまったから今の形は完全元通りではないけれど、それでも充分戦国の香りがするよ。

 感動しながら歩いていると女子二人組が「昔の武士はさあ」などと小声で会話しながら歩いていた。風貌と言い口調と言い、間違いなく同族だ(ボカ〜ン)。

 途中、お庭もあって肥後独自の椿やら梅やらがありました(この辺は細川カラー)。梅はもう散っちゃってて、椿がちょっと咲いてるぐらいだった。桜も一杯あったから、満開の季節はさぞかし美しかろうなあ。

 場内を隈なく回る。当たり前だが場内は石(岩)の階段ばっかりなので、のぼりにくい。スニーカーで正解ですよ。あと朝食きちんと食べないと死にます。

 城を回った後は隣接する加藤神社へ。ここから城の背後が眺められます。これまた絶景。神社では加藤清正を大河の主役に、との署名が置いてあった(笑)。えええ清正、主役には向かんだろ。第一、朝鮮出兵どう処理すんだよ、とイロイロ思いつつも一応署名。

 県立美術館へ。脇の永青文庫展示室で「誕生 肥後細川藩」としていろいろ展示。前回の特集が関ヶ原だったというから、ま、欲を言えばそっちを見たかったけど。清正が秀吉から頂戴したと思わしき「菊桐紋蒔絵徳利」や、ホヒョン直筆の書状などが展示されていた。武蔵の直筆絵なんかもあったり。いいね、いいね。

 街へ戻って市電に乗る。電車は大体、5分かそこらおきに来る。時間の都合もあって、ちょっとの距離乗っただけだったが、もうとっても満足。市電は昔ながらのタイプもあれば、今風の窓の大きいノンステップ型のもあり。ちなみにどこまで乗っても150円。最近のご時勢か、市電のほとんどは広告モノ。チキンラーメンの市電なんかもあったりして面白かった。

 ちなみに雨はほとんど降らなかった。四時ちょっと前に一瞬ぽつってなったぐらい。我が神通力はまだまだ青春じゃのう!

 鶴屋百貨店地下のアフタヌーンティーでお茶とケーキを食した後(欲を言えばホテル日航の喫茶店に行きたかったわー)、ホテルに戻ってなんとなくNHK教育。「ふるさとのうた」とかって、九州の小学校の合唱コンクールみたいな番組をやっていた。ローカル大会だからか、ご当地ソングいろいろ。熊本はやっぱ「あんたがたどこさ♪」を歌わされるのか。本人たちは嫌だと思う。でも「お城は天下の名城で」って、これ初めて聞く歌だけどかっこいいね。その後なんとなくやってたガンダム00を見たり。00、第一シーズンの最初の数話しか見ていないので、何が何だか(ボカ〜ン)。てゆかセカンドシーズンも今月で終わるんだよなあ・・・。

 またラーメン。しかし日曜休みのとこが多くてしょんぼり。しゃあないのでチェーンの味千ラーメンに。そんなに評判良くないけどどうなんでしょ。食券システムというのもなんかねえ。ラーメンと餃子と生ビールの小を出す。あらおいしいじゃないの。お店の人も感じよかった。普段ならこれでお腹一杯だけど、まだ入りますよ。てわけで別の店で餃子と生ビールの小。ああ満足。そして寝る。



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