ぴよの映画めった斬りコーナー
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【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2009年07月14日(火) アマルフィ 女神の報酬

監督:西谷弘
出演:織田裕二
    天海祐希
    佐藤浩市、他
オススメ度:☆☆☆☆−


【あらすじ】
クリスマス目前のローマ。イタリアで開催するG8でのテロ予告を受け、外交官・黒田はテロから邦人を守れとの密命を受けてこの地に赴任して来た。そんな中、観光でこの地を訪れていた邦人の少女が失踪したとの連絡が入る。研修生の安達と共に通報先に向かうと、少女の母・紗江子の携帯に娘を誘拐した事と身代金要求の電話が入った。イタリア語が話せない紗江子の代わりに電話を受けた黒田は、思わず自分は娘の父親だと偽ってしまい、事件捜査に巻き込まれる事に。


【感想】
真保裕一氏著の同名タイトル小説の映画化・・・ではなくて、本作はフジTV開局50周年記念作品として、真保氏にわざわざ映画の為に原作小説を書き下ろしてもらったそうです!
真保氏の小説大好きですー♪文庫化されたものは全て読んでますー♪貧乏だからハードカバーは買えませんー(涙)

しかも主演は織田ユージ君。織田君好きなの♪アンチが多い役者さんなのは判ってる。でも好き好き♪
更に本作全編イタリアロケ。イタリアも好き♪好き♪1回しか行った事ないけどー(苦笑)、更に主題歌は日本でも非常に人気の高い歌姫サラ・ブライトマン。ついでに本作のクライマックスシーンにご出演もされてる。
他に共演している方々は、どいつもこいつもピンで主役張れるレベルの役者さんを惜しみなく布陣。
流石フジTV!金の掛け方が半端ねぇ!流石亀山プロデューサー!でもコイツ嫌い。←をい(^-^;

前フリ長くなり過ぎましたが、本作。
そもそも真保氏の作品に登場する主人公の男性って、どれもこれもすごく織田君っぽい。もしかして真保氏って織田君が好きなのかしら?自分の作品を映像化した時は織田君に・・・みたいなつもりで書いてるとしか思えない。
そう言えば「ホワイトアウト」の時も織田君が主人公を演じていたよな、と。
まあそんな訳で何が言いたいかというと・・・織田君がめちゃくちゃカッコイイ!←すいません、相変わらず阿呆で(涙)

いやホント!当たり役ですよ。
イメージ的に言うとフジTVの昔のドラマ「振り返れば奴がいる」の織田君。クールで一見冷酷にも見える。仕事振りはピカイチで頭の回転も早く行動力がある。でも実はとても正義感が強い熱い男。それが織田ユージ!
あ、脱線しそう(苦笑)・・・いやホントだってば。本作の織田君ホントにカッコイイ!
天海さん演じる紗江子が「アンタが警察に通報なんかするからよ!」とKYな八つ当たりをするんだけど、その時にほんの少しだけションボリした顔するんですよ・・・コレがまたおばちゃんのハートにドキューン☆と来た♪←ただのバカ(^-^;

真保さんらしい、思いっきりサスペンスな展開。
でも老若男女に広く楽しんでもらおうという意図でしょう、「ココちょっと注目して欲しいポイントねー♪」という伏線部分がすごく判り易く提示してあります。織田君がちょっと眉をひそめてみたり、ボソボソとつぶやいてみたり、または思わせ振りなカメラアングル(意味ありげに何かを写す)になっていたり。

だからサスペンスやミステリ小説を読み慣れてない方でも「あれ?何かあるよねココ」「もしかしてこういう事じゃ?」と考え易いように誘導してあって、誰でもハラハラドキドキしながらも先の展開や犯人を想像して楽しめる仕様になってます。
逆にサスペンス物を読み慣れた手合いから「先読み丸々出来て面白味が半減だよー」と言われそうな危険が(^-^;

良くも悪くも「フジTV製作らしさ」がふんだんに出ている作品です。
娯楽に特化している為に、先に書いたように真保氏の小説ファンからは「もーちょっと考えさせる余地を残せよー」という不満も持たれそうな要素は充分はらんでいるし、逆にフジTVらしいヒーロー物を楽しみたいor織田君ファンにとっては、邦画らしからぬとてつもないスケールのご馳走を見せ付けられて大満足出来るんじゃなかろうかと。

また、黒田は外交官の中でも同僚にも話せぬ特殊任務を遂行する部署所属?のようですが、彼の人となりや具体的にどういう事情でこの任務に就いているのか等については映画中に一切の説明が成されていません。
要するに今後も情報を小出しにして「黒田外交官」というキャラでシリーズ化も視野に入れているという事?

やや強引な部分もありますが、美しいイタリアの風景を見ながらテンポよく話が進むので、一定の満足感は得られるかと。
役者さん達は(特に織田君)イタリア語セリフもかなり話し、本当にそれらしい雰囲気をよく出していたと思います。イタリア通を気取る方が「発音がなっちゃいない」とか言い出しそうですが(苦笑)、実際の外交官だって全員ネイティブな発音してる訳じゃないでしょう?よくあそこまでイタリア語セリフを覚えたなぁ〜と感心しますよ。

イタリアの風景に関しては文句なしね。アマルフィの空撮映像がドーンと登場する辺り、本当に溜息出ますわ♪

そんなこんなで、ツッコミ入れたらキリがないけど(笑)、よく邦画でここまで作ったなと。
ハリウッド資本でキアヌ辺りが主役でリメイク出来そうな・・・ホント、予想以上に楽しませてもらえましたよ。








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