ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
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【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2009年06月05日(金) 真夏のオリオン

監督:篠原哲雄
出演:玉木宏
    北川景子
    堂珍嘉邦、他
オススメ度:☆☆☆+


【あらすじ】
倉本いずみはアメリカから届いたある一通の手紙と今は亡き祖母が書いた楽譜を持って、かつて祖父が艦長をしていた潜水艦の乗組員だった老人と対峙していた。何故アメリカ海軍の駆逐艦艦長が祖母の楽譜を持っていたのか・・・第二次世界大戦末期、いずみの祖父である倉本孝行艦長は、親友でイ-81の艦長・有沢の妹・志津子から「お守り」としてもらった「真夏のオリオン」という曲の楽譜を手に潜水艦イ−77に乗り込み、日本の最後の防衛ラインとして洋上潜行していた・・・


【感想】
池上司氏著の「雷撃深度十九・五」を映画化・・・ではなく、この小説+1957年に公開されたハリウッド映画「眼下の敵」という作品を掛け合わせて「ローレライ」の福井晴敏氏が映画用に脚本を書き下ろしたものだそうだ。
何か説明が回りくどいですか?簡単に言えば「(大昔のハリウッド映画+既存の日本小説+福井晴敏)÷∞(無限大)」

いきなりスゴイ意地悪な書き方しちゃいましたー(苦笑)・・・でも、本作は結構面白かった!ホント!

まず最初に言うと、「戦争映画」を期待している人には全く肩透かしの作品です。
本作はいかにも戦争映画!というド迫力の戦闘シーンというのはほとんどないと言ってもいい。多少はあるにはあるんだけど潜水艦と駆逐艦が1対1でやり合ってるだけなので、ミサイルドンドン☆火柱バンバン☆みたいな訳にいかない。
本作の見ドコロは「派手な戦闘シーン」ではなく、日本海軍の潜水艦戦長VSアメリカ海軍駆逐艦艦長が、お互いしのぎを削る息詰まる頭脳戦をを繰り広げるという部分でしょう。頭脳戦だから簡単に火柱は上がらないゾ!(^-^;

更にはその頭脳戦を繰り広げる潜水艦艦長・倉本の高潔な人格者振りを見せるヒューマンドラマ仕立て。
・・・ね?いつもの福井節炸裂の予感ですか?クライマックスはお涙頂戴でキマリだねっ!(げろー)

と、半ば鼻白む思いで見ていたのですが、意外や意外!「ほら泣け!やれ泣け!」な、いつもの福井さんお約束の畳み掛けるお涙頂戴展開にはならずに、割とアッサリとした作風になってました。
「なんだ、亀山プロデューサーもようやく臭いネタに飽きたのか」と思ってたんだけど、よくよく思い返したら本作ってフジTV制作じゃないんですよね。映画冒頭でテレ朝製作って出てたじゃないですか!(^-^;
どうも「福井晴敏」という名前だけで脊髄反射的に「フジTVね」と思ってしまうイケナイ癖・・・いやいや、でもテレ朝製作のクセにちゃっかり「のだめネタ」を絡ませているのはどういう了見なんだ!?(苦笑)

まあいいです。ちょっと脱線しました。
潜水艦艦長×駆逐艦艦長のそれぞれの思惑が交錯して、ギリギリの攻防戦をするシーンはかなり面白かったです。
どちらもよく似た感性の持ち主なんですよね。お互いの意図が手に取るように判るだけに、どう出るか・どこまで待つか・どこで仕掛けるかでジリジリするんです。当然映画としては日本側視点で見せていますので、倉本艦長の機転を利かせた作戦には「ほほーう」と唸ったりする。

潜水艦に「回天」の乗組員が乗艦してくるシーンが出てきたので「うわ・・・コレ見せるの?」とかなりイヤな気分になったりしたものですが、本作の回天の使い方は「よくやった!」と手を叩きたくなります。
(回天が何か知らない人はググれば直ぐ判ります。最近映画にもなったのでご存知の人の方が多いでしょう)
この「回天作戦」が倉本艦長の人柄の良さを観客にアピールするという効果も上げている。敵との丁々発止を見せながらヒューマンドラマとしての側面もしっかり見せてくれるという、正に一石二鳥のミラクルシーン!

ところでヒロインの志津子(孫のいずみと1人2役)を演じた北川景子ちゃん、相変わらずお綺麗な方ですね♪とっても愛らしいお顔の方だと常々思っているんですが・・・演技はどーなの?コレ(^-^;
CHEMISTRYの堂珍さんが役者初体験?でご出演されているんですが、彼はかなり頑張ってたと思いますよ。でも堂珍さん演じる有沢がいよいよ・・・な場面でいきなり「北川景子・プロモーションビデオ」が流れた時には腰が砕けた(薄涙)

まあトコロドコロで「はぁ?」な生温いシーンもあるし(それは大抵北川景子ちゃん絡みだったり。苦笑)、映像自体のショボさは本当にどうしようもなく予算不足の邦画らしさが溢れていて痛々しいんですが(←相変わらず意地悪)、映画全体の流れは個人的にかなり好きな部類でしたね。

あ、書き忘れてましたが本作完全な「フィクション」ですよ。実在した人物を「倉本艦長」というキャラの肉付けとして参考にはしたらしいですが、話自体は全くの創作ですからお間違えなく!!

そんな訳で「戦争映画」が苦手な婦女子が安心して楽しめる、あくまでも「娯楽映画」です。
だから戦争映画マニアな方には全くオススメが出来ませんのでご注意下さい(苦笑)
個人的には作戦シーンがかなり気に入ったので、この作戦シーンの元ネタらしい?「眼下の敵」というハリウッド作品が見てみたいなーと思いましたね。きっと元ネタの方がよりストイックな作りなんだろうなと。








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