ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
ぴよと意見が合わないからっていじめないでぇ〜ん!(^_^;)
【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2008年12月25日(木) チェ 28歳の革命

監督:スティーブン・ソダーバーグ
出演:ベニチオ・デル・トロ
    デミアン・ビチル
    フランカ・ポテンテ、他
オススメ度:☆☆☆+


【あらすじ】
1955年メキシコ。アルゼンチン出身の旅する青年医師エルネスト・ゲバラ(通称:チェ)はキューバの反政府活動家のフィデル・カストロと運命的な出会いをし、エルネストはカストロと共にキューバ革命を起こす事を決意。わずか82名の同志を伴って海を渡りキューバ入りしたカストロ達は、次々と同志を得て革命の為の戦いを続ける。当初「軍医」として参加していたエルネストだったが、その圧倒的カリスマと清廉な使命感・人物掌握術と明晰な頭脳を見込まれて、遂にはカストロの右手となり司令官に抜擢され「革命の象徴」と呼ばれるまでになる。


【感想】
2008年はチェ・ゲバラが誕生して80周年。
それを記念してなのかたまたま公開が重なっただけなのか(日本公開は2009年1月)、今も世界中の人々から愛され続けるキューバ革命の父「チェ・ゲバラ」の生と死を綴った壮大な2部作が登場。
本作はその第一部、続けて第二部の「チェ 39歳別れの手紙」が公開になります。

まず「ベニチオ主演」ってだけでウッキウキ♪なのに加えて、あの愛と正義の革命家「チェ・ゲバラ」を演じると聞いたら絶対に見ない訳には参りませんっ!!
ベニチオはチェ・ゲバラを演じるに辺り、7年もの歳月を掛けてありとあらゆる取材をし続け、そしてチェらしく見せる為に何と驚愕の25kg減量までしたそーです。本当にベニチオの役者根性には頭が下がる!
劇中のジープに乗ったチェ、演説をするチェのお姿なんて本物ソックリでしたよ。いやぁ〜素晴らしい!!

第一部の本作は「チェが革命家として誕生し、キューバ革命を成功させるまで」を描いています。
基本は55年にカストロと出会うトコロから時系列にキューバ革命時のチェの様子を見せて行くのですが、その合間にモノクロ映像でキューバ革命成功後の1964年にNYで開催された国連総会に出席してスピーチをする様子や、その際に現地女性ジャーナリストから受けたインタビューの遣り取りを差し挟んでいます。

本作、基本的に最低でも「チェ・ゲバラ」と「キューバ革命」のあらまし、あの時代の南米とUSAの背景を知らないと、映画見ていてかなり厳しいものがあるんじゃなかろうかと思われ(^-^;
ぴよは以前「モーターサイクル・ダイアリーズ」という作品を見た時にチェ・ゲバラに興味を持って、その後何冊か彼に関する書籍を読んだので全く何も知らないという訳ではなかった・・・比較的キューバ関連については知っているつもりでの鑑賞でしたが、それでもキューバの土地勘は全くないし、基本モノクロシーン以外は殆どが「似たり寄ったりのゲリラ戦シーン」が続くので、映画中盤なんて結構ダレちゃいましたね(薄涙)

でも本作は「キューバ革命」を見せるのが目的の歴史映画という訳ではないです。
あくまでもキューバ革命をきっかけに革命家として生を受けた「チェ・ゲバラ」という人が、何故今も尚ここまで世界中で支持され愛され続けるのか・・・という「チェという人物の魅力」を見せる為の作品なんだろうと思います。

公式サイトにも書いてありますが、ジャーナリストから「革命家として重要な事は?」と聞かれたチェは「それは愛だ」と即答しています。
彼は常に公明正大で、土地の農民に対しては常に敬意を持って接し、不正や盗み・略奪を許さず、負傷した者は敵味方関係なく懸命に手当てをし、そして捕虜を決して殺さずに不当な扱いを許さない高潔な人物だった。
学を備える事が重要だと諭し、ゲリラ活動をする傍らで貧しく学校に行けなかった同志の為に文字の読み書きを教え、自らも常に勉強を忘れずに努力を続けた。

劇中で何度も握手を求めるシーンが登場します。戒律には非常に厳しい一方で常に誰に対しても敬意を払う、そんなチェの高潔な横顔をベニチオが実に瑞々しく魅力的に演じていました。

日本は長く世界情勢は「アメリカフィルター」の掛かった状態でしか情報が入らなかったので、チェ・ゲバラについての人物像や彼の成した功績に対する情報が乏しい状態でした。(チェは米国にとっては最重要敵でしたので)
でもインターネットで検索すれば世界中の情報がリアルタイムに手に入るこの21世紀の今、あのジョン・レノンに「世界で一番カッコイイ男」と呼ばれた「正義と革命のアイコン」と愛され続けるチェ・ゲバラの事を、この映画をきっかけにもう少し深く知ってみるのはいかがでしょう?








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