ぴよの映画めった斬りコーナー
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【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2008年04月25日(金) 最高の人生の見つけ方

監督:ロブ・ライナー
出演:ジャック・ニコルソン
    モーガン・フリーマン
    ショーン・ヘイズ、他
オススメ度:☆☆☆+


【あらすじ】
家族思いな自動車整備士カーターと、人を信じない独身で大金持ちの実業家エドワード。まるで違う生き方の2人は病院の同室入院患者として出会う。まるで違う2人のたった1つの共通点、それは共に余命6ヶ月の末期ガンだったという事だ。家族を養う為に夢を諦めて生きて来たカーターは、学生時代に教授に書かされた「棺桶リスト」―死ぬまでにしておきたい事のリストを何となく書いてみた。棺桶リストを見たエドワードは、それを2人で実現させようと提案するのだが・・・


【感想】
ジャック・ニコルソン+モーガン・フリーマンというオスカー俳優の夢の共演作。
監督は「スタンド・バイ・ミー」のロブ・ライナー。内容は男同士の友情を綴った感動ヒューマン。出来過ぎ(笑)

予告編を見れば、誰でもどんな内容でどんな展開でどんな事が起こって最後はどうなるかまで見通せる。
簡単に言えば「死ぬまでにしたい10のこと」のおじちゃんバージョン。もっと古い所だと「マイ・ライフ」と同じ系譜。
だから誰が見ても安心して楽しめるし、誰が見てもクスッと笑えて、ちょっぴり羨ましく思って、優しい気持ちになれて、そしてジーンとして、ほっこりする。

配役もピッタリ役者のイメージ通り。
人を信じず金勘定だけが生き甲斐の大金持ちで、皮肉屋でイケ好かないヤツなんだけど実は寂しがり屋で娘の事を心から愛しているエドワードと、本当は大学を出て学者になりたかったものの、彼女が妊娠してしまい大学を中退して家族を養う為に自動車整備工になるしかなかったカーター。
そりゃ、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが演じれば鬼に金棒ですわね。ハマり過ぎですもん。

会話がウィットとユーモアに溢れていて、見ていて楽しい。
エドワードの秘書・トマスのキャラがまた秀逸で、エドワードに散々皮肉を言われてもシレッとした顔で更に皮肉で切り返すという絶妙なコンビネーション。エドワードに「お前が俺だったらどうする?」と聞かれて「私なら秘書に全財産を残します」と答えるくだりなんて最高(笑)

まあそんなこんなで、大金持ちのエドワードがスポンサーになって2人して世界中を飛び回る。
カーターは誰が見ても良き夫で良き父親で、本来なら余命6ヶ月と判ったら尚更家族と共に過ごす時間を大切にしたいと思うものなんじゃないか?と想像するのが人の常なんですが、カーターは全く逆で「余命6ヶ月しかないなら、せめて残された時間は全部自分がしたかった事に費やしたい」と考える。

なるほど、確かにこういう考えも至極真っ当だなぁと思いましたね。勿論カーターは家族を疎んでいる訳でもなく、自分のこれまでの人生を後悔している訳でもない。それでも最後くらい・・・と思う気持ちも何となく納得出来ますね。
妻の涙ながらの訴えもよく判るけど、でもカーターを応援したくなる。

映画はカーターの語りから入りカーターの語りで締めるのですが、ちょっと意外な展開でした。
「え?アレ?」と途中で思うんだけど、最終的にこれがまた良く出来ている。それから彼らは金に任せて「棺桶リスト」のほとんどをクリアするものの、荘厳な景色を見る為に行ったヒマラヤだけはオフシーズンでどうしても見れなかった。
秘書は「春にならないと見れない」と言うけど、彼らに再チャレンジの時間は残されていない・・・ちょっと切ないなぁと思っていたら、コレがまたいいオチを付けて来ましたよ。

よく出来た脚本、展開、セリフ、映像、役者の演技・・・文句垂れる場所など1つも見当たらない。
その割りに上の「オススメ度」が低くないか?<自分(^-^;

いやぁ〜。☆5つでもいいんですけどね、
正直言えば「まあ、昔散々見た話だなぁ。変わり映えしないなぁ」と思っちゃった訳でして(コラコラ)
勿論どなたにでもオススメ出来る良作ですよ。見て損はないしとってもいい作品です。まあでもありきたり・・・(^-^;








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