ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
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【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2008年04月21日(月) 紀元前1万年

監督:ローランド・エメリッヒ
出演:スティーブン・ストレイト
    カミーラ・ベル
    クリフ・カーティス、他
オススメ度:☆☆+


【あらすじ】
紀元前1万年、予言と神々が尊ばれマンモスが大地を揺るがす時代。山奥の集落に住むデレーと「青い目」を持つ美少女エバレットは幼い頃から惹かれ合い、将来を誓い合うようになった。ある日集落が謎の騎馬軍団に襲われ、エバレットを含む多くの民がさらわれてしまう。デレーは仲間3人と共にエバレット達を救い出すべく地の果てまで追い掛けるのだが・・・


【感想】
「インデペンデンス・デイ」「デイ・アフター・トゥモロー」のエメリッヒ監督最新作。
実は最初に本作の「特報」を映画館の予告編で見た時は「おぉ♪」と思ったものの、その後徐々に予告編のロングバージョンが流れるようになるにつれて「う。そーか。エメリッヒ監督なのか」「ロング版を見れば見る程嫌な予感がして来たな」と思うようになり・・・個人的にエメリッヒ監督の作品ってあんまり好みじゃないんですね(^-^;

そんな訳で「もしかしたらクソ?(をい)」と、結構期待値を下げて鑑賞。
・・・まあ、思ったよりは全然悪くない。でも面白いという程でもない。フツー。←何この投げやりな感想

予告編にも出てきますが、マンモスの群れが疾走するシーンや古代生物達の動き、謎の神殿等の映像等はかなり手が込んでいてなかなか楽しめる絵作りをしています。
時代考証等にこだわっていない、と言うよりも全くの架空の場所・架空の人種の架空の伝説として描いている模様。
だから「紀元前1万年にピラミッドを作れるような文明がそもそもあったのか?」とか「コレってエジプトが舞台?」等という無粋なツッコミはしてはいけない。あくまでも「古代ファンタジーアドベンチャー」という認識で見ればいいらしい。

それにしても、壮大なスケールの割りに話は陳腐。←こらこら
まあ簡単に言えば「アポカリプト」の古代版というだけ。アポカリプトは自分が誘拐されて逃げ出すという話だったけど、本作は彼女と仲間が誘拐されたのでそれを追い掛けるという逆バージョンだと考えればいい、ただそれだけ。

アポカリプトに比べ、本作は完全架空世界のアドベンチャーなので、絵的にはやりたい放題出来て迫力はある。
そもそも「紀元前1万年」という設定にしたのも、もしかしたら「みんな大好き!マンモスを登場させてやんぜー♪」というだけの事なのかと疑いたくなる程、本当にどーでもいい話(苦笑)
一応、各部族に伝わる「予言」に則って行動したり、彼女を追い掛ける先々で様々な部族と関わって行く内に、最初はヘタレだった主人公は次第に本物の勇者へと成長していく、というゲーム的な要素も盛り込んで観客を飽きさせないようには作られています。ま、でも本当にどーでもいい話。←しつこい

映画冒頭で登場する「青い目の少女の伝説」というのが、本作のラストシーンで「こうして伝説は生まれたのだ」みたいに恭しく語られるのですが(要するに本作の内容が伝説が生まれるまでのエピソードだった)、
えーと。それで伝説って何ですか?だから青い目の少女の伝説ってどういう事?勇者が生まれたという事が伝説?それともエバレットがラストで○×△したという事が伝説?よーワカラン(^-^;

ま、派手な映像のアドベンチャー映画だと割り切れば、それなりに楽しめますね。
エメリッヒ監督の作品って個人的に「スケールはデカいけど中身はスカスカ」というイメージがあるのですが、本作でもその悪印象を払拭する事は出来ませんでした。
いっそ思いっきり突き抜けたバカ映画だったらもっと楽しめるのになぁ・・・半端に真面目に作られるとどういうスタンスで鑑賞すればいいのか迷っちゃって、割り切ってツッコミ入れて楽しんだり出来なくなっちゃいますヨ(^-^;








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