ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
ぴよと意見が合わないからっていじめないでぇ〜ん!(^_^;)
【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2007年01月16日(火) 魂萌え!

監督:阪本順治
出演:風吹ジュン
    三田佳子
    豊川悦司、他
オススメ度:☆☆☆


【あらすじ】
定年を迎えた夫と穏やかな生活を送っていた敏子だが、定年からわずか3年で夫が心臓麻痺で急死してしまう。茫然自失の敏子だったが、夫の死後人生がガラリと変わる。夫の携帯に電話して来た女は、何と夫と10年も不倫関係だったと告白。更にはアメリカに行ったきりだった長男が妻子を連れて日本に戻り、勝手に敏子と同居する話を進めようとする。そこへ長女も巻き込んで遺産相続の泥仕合になりそうな状態。次から次へと災難の降りかかる敏子だったが・・・


【感想】
2004年に毎日新聞で連載され、出版後はベストセラーとなった桐野夏生著の同名小説を映画化。
ぴよは新聞を取ってないし文庫化された本しか読まないし、桐野夏生さんの著書って「OUT」くらいしか読んだ事がないんですよね・・・という訳で本作も原作未読です。

ぴよも父親を65歳で亡くしているので、敏子の動揺する様子をママの当時の様子と重ね合わせて見ていました。
夫を喪った当初のアタフタした様子、一息ついて自分の今後に目を向けていくプロセス、山積みの問題の前でどうしようもなく途方に暮れてみたり、時にヒステリックになったりする様子等、とてもよく描けているなぁ〜と思いましたね。
・・・ただし、ぴよ家はパパの死後に「お宅のご主人と不倫関係だった」と申し出る女性はいませんでしたが(苦笑)

話は夫に急死されて支えを失って茫然自失になった、老境に差し掛かった女性が独り立ちして再生していく様子を見せるのが主題ですが、深刻になりそうなネタをコミカルに見せて観客を楽しませようと工夫されてます。
出演している役者も超豪華で、上記の役者以外にも加藤治子、常盤貴子、寺尾聰や、敏子の学生時代からの親友グループとして由紀さおり、藤田弓子、今陽子らが熱演。加藤治子サンなんてすっごく味のあるキャラだったし、トヨエツは先日鑑賞した「愛の流刑地」よりも本作の方がぴよは断然好みのキャラクターでしたね。

とてもいいお話なんだけど、まだぴよが敏子の年齢の女性の本当のトコロが理解出来ない年代だった事もあってか?展開のぬるさが余り肌に合わずに、やたら長い映画のような気がしました(実際は2時間程度の上映時間)
色んなエピソードがあって、それぞれでプッと笑わせるようなネタを仕込んでいて好感は持てるものの、どうもテンポが個人的に合わなかったと言うのか・・・こればかりは好みの問題ですしね。

でも敏子の学生時代の仲良しグループ、コレはいいなぁ〜と思いましたよ。
老境に差し掛かる年齢になって、お互いを支え合い励まし合える関係。時として(ってか、しょっちゅう?)相手の欠点をシビアに指摘してケンカになったり、でもケンカしてもお互い非は認めているからサクッと謝って元の鞘に収まってズブズブと仲良しグループを続けている辺り、この年齢まで何だかんだで仲良しでいられた事をリアルに感じさせてくれたし、結局お互い人生で必要不可欠な親友なんだろうなぁ〜と思わされましたね。

若いお嬢さんには余り面白くない話かもしれませんが、本当に大切な人を喪った事がある人なら、何かしら本作の敏子に同調出来る部分があるんじゃないか?という気がしましたね。
ぴよは余り好みのテンポではなかったので評価は低めにしてしまいましたが、とても興味深い内容でした。
こういう地味なテーマが邦画で取り上げられるのは、とてもいい事だと思いますね。







 ↑
クリックすると文字が変わる投票ボタン
姑息な手ですが、映画感想が気に入ってもらえたら
ポチ☆と押してやってください(^_^;)


My追加





 < 前の作品  INDEX  あいうえお順INDEX  次の作品 >


ぴよ [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加