ぴよの映画めった斬りコーナー
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2006年11月09日(木) 木更津キャッツアイ ワールドシリーズ

監督:金子文紀
出演:岡田准一
    櫻井翔
    塚本高史、他
オススメ度:☆☆☆+


【あらすじ】
ぶっさんが死んで早3年。残ったキャッツメンバーはそれぞれバラバラになっていた。唯一木更津に残って市役所で働くバンビは、ある日自分に英語で語りかける謎の言葉を聴いて、それがぶっさんからのメッセージだと解釈する。ぶっさんにきちんと「バイバイ」が言えなかった事を今も引きずっていたバンビは、東京に行ったアニ、大阪に行ったマスターを呼び戻してぶっさんを蘇らせようと提案するのだった。


【感想】
TBSの人気TVドラマ「木更津キャッツアイ」の劇場版完結編。
以前劇場版の「木更津キャッツアイ 日本シリーズ(2003.11.26鑑賞)」がウケた(のか?)らしく、劇場版で完結編を作ろうという事なんでしょうね。キャストもスタッフもずーっとTV版から同じメンバーを引き継いでいて、本作では更に新キャラも登場させて完結編らしく上手にまとめています。

「日本シリーズ」を見た時に「TVドラマ版をDVDレンタルして見なくちゃ話にならんな、こりゃ」と思ったものの、未だにTVドラマ版は未見な訳ですが(苦笑)、少なくとも劇場版の前作「日本シリーズ」を見ていればキャラの背景や木更津キャッツアイのあらましが判らない事はないでしょう。

ま、そんな訳で本作は「ぶっさんの死後3年」が舞台な訳ですが。
一番木更津に残ってなさそうなバンビが意外な事に市役所職員になっていて、絶対に木更津から離れないだろうと思っていたマスターが大阪に移住してたり、うっちーがすんげーまともになっちゃってたりしてびっくり仰天。
彼らはそれぞれ22歳(うっちーは23歳)→25歳(26歳)になっているんだけど、この年齢の若者にとって3年という月日は正に人生の激変期なんだろうなぁ、というのを感じさせずにはいられない。

22歳で死んでしまった「ぶっさん」という存在が、残されたキャッツのメンバーにとって「青春」という記号に置き換えられているように感じましたね。
ぶっさんを喪った事である意味「青春」と決別してそれぞれが大人への道を歩み出した訳だけど、最期にきちんとぶっさんにお別れを言えなかったという気持ちが、いつまでも取り戻せない「青春」を引きずる亡霊のように心にしこりを残す。
「ぶっさんにお別れを言う=青春ときちんと決別して自分を見つめて大人になる」という比喩のように思いましたね。

と、何か辛気臭い事ばかり書いてますが、内容自体は相変わらずおバカな小ネタ連続のドタバタ劇。
ぶっさんが復活するまでがちょっと引きずり過ぎてて「まだかよ・・・」と思ったんだけど、フィルム巻き戻し技を今作も効果的に使っているし、前半部分の一見何でもなさそうな小さなセリフが、後に「その裏」を見せた時に「ほー!そーいう事かぁー」と種明かしに使われるというニクい演出。

みんなには復活したぶっさんの姿が見えるのに、何故か父親だけにはぶっさんの姿が見えない。
どうして父親だけはぶっさんが見えないのか?というネタが、結構笑わせておいて実はこの映画の一番のテーマになっている辺りは「クドカン、本当にあんたは脚本がウマイ!」と膝を打ちたくなりましたよ。
まさかこんなおバカ映画でホロリとさせられるなんて思ってもみなかっただけに、嬉しいサプライズでしたね。

栗山千明ちゃんが「キルビル」を彷彿させるオイシイ役で登場するし(相変わらず可愛いわー♪)キャッツメンバーを演じていた若手役者さんが、それぞれここ数年でうんとメジャーになった事もあって、演技も板に付いて安心して楽しめる。
バカネタ連発(でも今作それ程は笑えなかったんだけどサ)でありながらもドラマとしての脚本もよく練れてる。
「日本シリーズ」よりも本作の方が「よく出来た映画」だったなぁと思いましたね。

・・・でも、いきなり本作だけ見ても絶対に判らないだろうから、少なくとも「日本シリーズ」は先に見てから鑑賞してネ!







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