ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
ぴよと意見が合わないからっていじめないでぇ〜ん!(^_^;)
【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2005年10月11日(火) メトロで恋して

監督:アルノー・ヴィアール
出演:ジュリー・ガイエ
    ジュリアン・ボワスリエ
    ミシェル・オーモン、他
オススメ度:☆☆


【あらすじ】
パリのモンパルナスに住む33歳のアントワーヌは売れない役者。孤独を感じて結婚を意識するようになったある日、メトロで乗り合わせた美しく聡明なクララと電撃的に恋に落ちる。クララは28歳の小説家希望の女性で、生活の為にTGVでウエイトレスのバイトをしている。2人はデートを重ねて深く愛し合い、結婚を望むようになるが、健康診断を受けたクララが不治の病におかされている事が判明したのだ。


【感想】
2004年フランス映画。
フランスの恋愛モノって結構難解なモノが多くないですか?好き・嫌いがはっきり出そうな予感ですが、予告編を見た段階で割と判り易い展開?・・・と言うか、結婚を望んだ彼女が不治の病におかされているという事までは予告編で提示されていたので、きっとコレは最終的に「彼女の病を2人で克服しよう!と頑張る涙チョチョ切れムービーだな♪」と勝手に予想を付けて見に行って来ました。

まあ・・・ある意味「裏切られました」ね。
予想に反して非常に微妙な着地点だったよーな気がします。
いい言い方すると「33歳と28歳の大人な男女の等身大の恋愛をリアルに見せている」というトコロなんでしょうけど、映画として見るには余りに「華」を感じない作りでしてネ(^-^;

彼女の病気が病気だけに(病名書いてもネタバレにならないかもしれないけど、敢えて病名は伏せておくわ)、逆にこの映画の主人公アントワーヌの選択や苦悩がリアルだと思わされるのかもしれません。
彼のクララに対する反応は、別段冷たいモノだとは感じませんでしたから。って言うか、ぴよがアントワーヌの立場だったらどういう反応をするだろう・・・実際にぴよの周囲やパートナーにこの病気の方がいないので即答出来ないですが、きっと聞いた瞬間はかなり微妙な反応になっちゃうと思うんですよね。

で、映画は最初はクララを突き放したアントワーヌが、でもやっぱり理想の女性だったクララの事が忘れられなくて悶々としながら父親との軋轢を乗り越えたりして自分の身の振りを考える・・・ってな感じなんですが。
まー、ここらが何ともぬるいですわ。いかにもこーいうトコロがフランス映画だなぁ!と思いながら見てたんですが、言い方変えると「心地いいぬるさ」に思わずウトウト・・・(苦笑)

映画全般通してパリの美しいデートスポットや町並み、オシャレでちょっとミュージカルちっくな音楽、非常に洗練されて心地いい映像が淡々と続きまして。
気持ちいいんですが展開はぬるいから(苦笑)、寝不足状態で見てはいけないヒーリングムービーになってますよ。

それにしても・・・散々ぬるい展開見せられた後に「オチなし」でシメですから。
これって「その後の事はみんなのご想像にお任せして」って事なんでしょうけど、どーにもしっくり来ませんでした。
スクリーンが暗転してスタッフロールが流れ出した瞬間「マジかよ」って思わず言っちゃったもん。(^-^;

いやぁ〜、ぴよもすっかり「お気楽ハリウッド恋愛モノ」に毒されちゃったんですかネ。
余りに中途半端な恋愛映画って「なんぢゃ、こりゃ」で片付けちゃうようになっちゃいました(薄涙)
    





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