ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
ぴよと意見が合わないからっていじめないでぇ〜ん!(^_^;)
【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2005年08月24日(水) シンデレラマン

監督:ロン・ハワード
出演:ラッセル・クロウ
    レネー・ゼルウィガー
    ポール・ジアマッティ、他
オススメ度:☆☆☆☆


【あらすじ】
右ストレートを武器に「次期世界チャンプ」と誰もが信じたボクサー「ジム・ブラドッグ」は、右手を故障した事が原因で勝利から見放されて引退を余儀なくされてしまう。時は大恐慌時代のアメリカ、愛する妻と3人の子供達を養う為に日雇いの港湾労働を続けるジムに、ある日かつてのマネージャー・ジョーが新進ボクサーとの試合の話を持ち込んで来た。所詮は一夜限りの復活になるハズだったこの試合が、ジムにとって人生に与えられた「2度目のチャンス」になったのだ。


【感想】
「ビューティフル・マインド」でオスカーを手にしたロン・ハワード監督が、またしても「感動の実話を映画化」で二匹目のどじょうを狙うのか!?・・・主演は「ビューティフル〜」でタッグを組んだラッセル・クロウ@ハリウッドの暴れん坊、ジムを支えるラブリ〜な奥方はレネー@体重増減技はラッセル・クロウといい勝負、のお二人。

いかにもなメンツが揃っていかにもな感動ドラマ作ってますから、当然のよーに「本年度アカデミー賞最有力!」というキャッチコピーが踊る訳ですが。
・・・どうでしょうねぇ?昨年の「ミリオンダラー・ベイビー」もボクシング物でしたし、今年もまたボクシングってのは余りに芸がない気がして逆にアカデミー選考委員に敬遠されちゃうんじゃないでしょうか?(苦笑)
「大恐慌時代に人々に希望と勇気を与えた感動の実話」ってネタも、かつて公開されて大絶賛された「シービスケット」という作品がありましたよね?

そんな訳で(←どんな訳よ?苦笑)、誰もが納得出来る丁寧に作られた感動作品です。
いい話ですわ〜♪こんな熱いオヤジとラブリ〜なおかん夫婦、夢のよーですわ〜♪
しかも実話だっていうんだから、そりゃー感動もまたヒトシオですわよねぇ〜(^-^)

ま、そんな感じで。←なんだ?なんだ?この投げやりな感想わっ!?


いや、ぴよはこの作品はかなり好きな部類です。
はっきり言って世間で大絶賛だった「ミリオンダラーベイビー」よりもコッチの方が断然好き♪

「感動の実話」なんだからオチは見えてても、それでも誰もがボクシングシーンには手に汗握り、そして麗しい家族愛に誰もが爽やかな感動に浸れる。ジムを支えるかつてのマネージャーがまたオイシイ役どころをガッツリ演じていて好感持てるし、時代の風景や風俗の見せ方も丁寧でソツがない。
要するに何もかもが「予定調和」なので、ヒネリがない分気持ちよく感動に浸れるという直球ど真ん中ストレートな作品でしてね・・・こーいうのがダメだという人は多いでしょうけど、ぴよは「実話の映画化」は妙にヒネって欲しくないタイプなので、この作りの方が断然好感が持てましたね。

まあ・・・難癖付けるなら「レネーの甘ったるい喋り方が鼻に付く」事と、電気止められるくらいのド貧乏な生活をしている割にはレネー奥様一人だけコ洒落た格好が板に付き過ぎていた事くらいか(笑)

でも少なくともこの作品を見て「胸糞悪くて吐き気が止まらなかった!」という人はまずいないでしょ。


個人的にはポール・ジアマッティがイチオシです♪
今の所ぴよが今年見た作品の中では、彼が最もオスカー助演男優賞に近い役者なんじゃないかなー?って思うよ。
ラッセル君も別人みたいに体を絞って相変わらず体当たりの素晴らしい演技をしてくれてますが、どーも実生活の彼の様子と役の素晴らしい人格者キャラとのギャップが・・・って、よくよく考えると本来のラッセル君とはかけ離れた(をい)キャラクターをこれだけ違和感なく観客に見せてくれるとゆー事は、それだけラッセル君の演技能力が高いという事ですわね。

んー。でも主演男優賞はどーかなぁー?
ポール・ジアマッティの方が演技として際立つものがあったよーに思いますねー。

兎にも角にも誰もが安心して楽しめる感動作品。見て損はないです・・・って言うか積極的に見てやって下さい(笑)







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