ぴよの映画めった斬りコーナー
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【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2005年07月27日(水) サマータイムマシン・ブルース

監督:本広克行
出演:瑛太
    上野樹里
    与座嘉秋、他
オススメ度:☆☆☆+


【あらすじ】
夏休みなのに毎日部室でたむろしている「SF研究会」の面々は、ある日部室のエアコンのリモコン壊してしまった。翌日部室に集まったメンバーは、そこに謎の金属製の物体を発見。タイムマシンにも見えるぞ、という話になり「だったらコレに乗って昨日に戻って壊れる前のリモコンを取って来よう!」と冗談半分でマシンに乗り込んだ部員達だったが・・・


【感想】
「踊る大走査線 THE MOVIE2」で大成功を収めた本広克行監督の最新作。
本作は元々「ヨーロッパ企画」という劇団の戯曲を映画化したモノだそーです。という訳で、劇場版の脚本もヨーロッパ企画の若き主宰者・上田誠氏が手掛けたそーですヨ。

予告編見れば判ると思うけど、キャッチコピーが「バック・トゥ・ザ・昨日!」という、何ともショボいSF?コメディ。
舞台(と言うかロケ地)が本広氏の故郷・香川というのも、微妙に田舎っぽい情緒があってB級コメディに華を添えていると思いますヨ。いきなり「B級」って書いちゃってるけど、ここではあくまでも「褒め言葉」として使用しているつもり。
洗練されたコメディにしなかったトコロが、この映画の雰囲気を良くしていると思うんだよね。うん。

映画が進んで来ると「何だか妙に面白い」という気分になったんだけど、実は映画冒頭からタイムマシンが登場して相当話が展開して行くまで「なぁ〜んかヌルくてかったるいなぁ〜」としか思えなくて。(^-^;
素朴な田舎の大学生の妙に間の抜けたテンポの会話、というのをリアルに再現しながら笑わせようという事だろうとは思うんだけど、これは単にぴよのツボには入らなかっただけかな?

タイムマシンに乗って過去を変えるポイントを映画冒頭でダイジェストに見せて行くんだけど、話の筋を知らない観客には何が起こっていて何を見せたいのかサッパリ判らないので相当戸惑う。
まあコレに関しては、後々話が展開して来ると「あ。そーいう事ネ!」と誰もが納得出来るハズなので結果的には問題がないとも言えるんですが・・・まあ「かったるい」という感じ。

でもこの「かったるさ」が本作の魅力のような気がするのよ。
かったるい、という言い方が悪ければ「脱力系」とでも言うのか・・・そもそも登場するキャラクターもみんなまったりぼんやりしてるし、町並みも東京在住の人が見たら「コレっていつの時代設定ヨ?」とツッコミたくなるくらいほのぼのしてる。
ボケもツッコミも鋭くない「だら〜ん」とした感じで、コレがツボに来る人には相当面白いんじゃないだろうかと。

「B級脱力系」でほのぼの楽しめると言えばそのトーリですが、もうちょっと展開に緩急付けてもらいたかったかな。
個人的に、まったりする所とガンガン行く所のメリハリがもっとある方が好みなんですよね。
でも不思議な事に、見終わった後は「何だか面白いもんを見た」って気にさせてくれます(笑)

こういうのって日本じゃないと作れないコメディかも・・・邦画ならではの独特の空気感は味わえますネ






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