ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
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【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2005年01月13日(木) ボーン・スプレマシー

監督:ポール・グリーングラス
出演:マット・デイモン
    ジョアン・アレン
    ブライアン・コックス、他
オススメ度:☆☆☆☆−


【あらすじ】
CIAと決別して忌まわしい過去を捨て、新しい人生をマリーと共に歩もうと決意したジェイソン・ボーン。――それから2年後のインド・ゴア。ボーンの記憶は戻らず、毎夜のように悪夢にうなされていた。ある日自分の身に危険が迫っている事を感じたボーンは、マリーと共に車で逃げた。ところが追いかけて来た暗殺者に、自分ではなくマリーが殺されてしまう。マリーを失った事で、ボーンは自分の悪夢の正体と正面から向き合う決意をするのだったが。


【感想】
マット・デイモンを一躍スターダムにのし上げた大ヒット作「ボーン・アイデンティティー(2002.12.9鑑賞)」の続編。
監督がダグ・リーマンからポール・グリーングラスにバトンタッチしたものの、出演者の多くは前作から引き継いでいるし、話も前作から2年後という設定で始まってます。

という訳で、またしても「コレって前作見てない人が見て判るんかいな?」と思いながら鑑賞したのですが、実言うと前作見てた時はぴよ自身が「は?だからどーしてそこまで執拗にボーンは殺されなきゃあかんの?」と思ってた・・・よーするに「見てもよく判らなかった」んですよ。えぇ。頭悪いし(涙)
逆に本作の方が「執拗にボーンを追い回して殺さなきゃいけない」理由が明確になってて判り易い。
ついでに言うと、前作見た時にイマイチすっきりしなかった「トレッドストーン・プロジェクト」の概要や人間関係が、本作を見た事でようやくきちんと理解出来た、みたいなネ(^-^;

てな訳で、前作はあまり面白いと思わなかったけど、今作はかなり満足。
それどころか、今作を見た事で「前作も結構面白かったのかも?」くらいに今になって思ったりして(笑)

ネタが「ボーンの過去探し」と「CIA内部スパイ」を上手に絡めてあって、ボーンが映画冒頭から何度も見るフラッシュバックで現れる過去の悪夢→自分の失った(思い出さなければいけない)過去にキレイに繋がるように構成されています。
前作から頑張ってくれたマリーが映画冒頭でいきなり殺されちゃうのは個人的にガッカリでしたけど、マリーという大切な人を失った事で「封印された過去の扉を自らが開いて真実を知る」というネタが俄然生きましたし、クライマックスでボーンがある女性に語るセリフにうまく繋げてあって、これはマリーには逝って頂かなければいけませんなぁ!と妙に納得(笑)

舞台がインド、ドイツ、イタリア、オランダ、ロシア、アメリカとめまぐるしく変わり、その国々の様子をチョロチョロ楽しませてもらえたのはとても嬉しいのですが、めまぐるしく変わるのは舞台だけじゃないから厄介ヨ。
アクションシーンやカーチェイスシーンもすんごくめまぐるしくて、どれもこれも「悪夢のフラッシュバック」状態。

実はそれ程得意じゃないマット・デイモン君のアクションを、すっごい緊迫感のあるハードなシーンに作り上げたいからという苦肉の策なのだろうか?と好意的に受け取って見てましたが、それにしても何やってんだか訳わかんない程フィルムをぶつ切りにして繋げちゃーいかんでしょ(苦笑)
しかも映画全般通して「手持ちカメラ」が多過ぎるんですよ。これだけでも映像が揺れまくって画面酔いしまくり。
映画冒頭のインド・ゴアの夜のシーンで早速画面酔いしてましたから(^-^;

ま、映像については文句もありますが、映画の構成や脚本に関してはかなり高評価です♪
この作品を見た事で、もう1度「ボーン・アイデンティティー」の方も見直したくなりましたね。
前作をご覧になってない方は先にコチラを見てから前作を見てもいいかも。理想としては「1作目→2作目→1作目」という順序で鑑賞すると、よりこのシリーズが面白くなるかもしれません。

・・・って、「シリーズ」って言っちゃったけどネ♪
そうよ。この作品は今後シリーズ化してジャンジャン続編が製作される可能性大!
前作を見てない人は、今の内に本作と合わせて鑑賞しておきましょう(^-^)






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