ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
ぴよと意見が合わないからっていじめないでぇ〜ん!(^_^;)
【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2004年10月25日(月) 2046

監督:ウォン・カーウァイ
出演:トニー・レオン
    木村拓哉
    コン・リー、他
オススメ度:☆☆−


【あらすじ】
1960年代香港。売文業のチャウはシンガポールで恋破れてこの地に戻って来た。一夜限りの束の間の愛で空虚な心を埋めるチャウは、投宿していたホテルオーナーの娘ジンウェンと親しくなる。ジンウェンは日本人青年との恋を父親に反対されて打ちひしがれていた。ジンウェンの悲恋に心動かされたチャウは、それまで自分を通り過ぎて行った女達をモデルに、自分の心の叫びを主人公に投影させながら「2046」という近未来小説を書き始めた。


【感想】
撮影は途中で中断され、ようやく完成したかと思ったらカンヌ映画祭ではフィルムが間に合わないと騒動になり、日本ではキムタクが海外スクリーンデビューと持てはやされ・・・何かと話題の多いウォン・カーウァイ監督最新作です。
って、実はウォン氏の作品をこれまで見た事がありませんでした(^-^;

「2046」という映画のタイトルが劇中主人公が書く小説のタイトル名だという事だとか、予告編に流れるキムタクが出演してるシーンはこの小説の内容部分を映像化したもの(ある意味劇中劇ってヤツですか)だとか、そーいう事は見る前に人に聞いていたんですがね、それでもあの予告編を見る限りではほとんどの人が「この映画は近未来SFなんだろう」と勘違いしても仕方ないと思うんですよね。
・・・よーするに、色々人から聞かされていてもまだ「近未来SF」だとぴよが勘違いしていたって事なんですが(笑)

そんな訳で、舞台は60年代香港です。近未来SFではありません。
そして内容もSFではなくてメロウな恋愛モノです。もっと言うとメロメロな恋愛モノです。
もっともっと言うと「かったるい恋愛モノ」です(コラ)

映画冒頭キムタクのナレーションで語られる「小説・2046」から入って、その後トニー・レオン演じるチャウがこの小説を書き出すまでのエピソードを挟み、そしてまた「小説・2046(2047か?)」に集約するという展開ですが、見始めてから結構話が進むまでさーっぱり意味が判らなくて「?」の嵐。
もちろん映画をそのまま見ていれば最終的に「そーいう事ネ」と理解は出来るんですが・・・

つまらん。 ←あー言っちゃった(^-^;

ウォン・カーウァイ作品ファンの方、すんません。
きっとぴよは彼の作品のカラーが好きじゃないんだと思うんすよ。

チャン・ツィイーちゃんの衣装は猛烈に可愛かった♪アクセサリーも色石多用のクラッシックなデザインでラブだし、ちょっとヤボったいヘアスタイルもあの衣装に似合っててステキ♪すんごいアイライン入れてるけど可愛いわヨ♪
・・・でも「ヤリ捨て女」なのかよ(ぼそ)
チャン・ツィイーちゃんのコスプレファンとしてはかなり満足出来ますが、意味なくトニー・レオンを呪いたくなります(爆)

まあ褒め言葉はこれくらいにして(え?褒めてたか?苦笑)
キムタクはどーなんだろー?ぴよは結構キムタク好きな方だと思うんすけどネ、でも映画冒頭のナレーション聞いた瞬間から猛烈に「ハウルの動く城」が不安になって来たんですけどぉ〜。
映画冒頭のキムタクのナレーションと、その後のトニー・レオンのナレーションを比べてみ?
つーか比べるまでもなくその力量・表現力の巧みさに如実に差が付いてて悲しい事この上ないですがな。
(演技について比べるのは敢えてやめておくのが懸命でしょう。苦笑)

劇中の小説に出てくる「2046」という場所に、チャウの捜し求める「永遠の愛はあるのか否か」という答えがるらしいのだけど、そこから唯一戻って来た男という設定の「タク」は小説の中で列車の中にいる。列車の中から何処にも行けず・・・いや、彼は何処に行こうとしているのだろうか?
結局何一つとしてその答えは明示される事はなく、映画中に延々流れていた様々なネタは何一つ収束していない。

「切ない恋愛の話」と言うよりも、「中途半端で雰囲気だけの話」という印象。
正直言って、ぴよがこの映画で評価出来たのはチャン・ツィイーちゃんの衣装と映像美だけ。がっくり(涙)







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