ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
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【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2004年03月15日(月) イン・ザ・カット

監督:ジェーン・カンピニオン
出演:メグ・ライアン
    マーク・ラファロ
    ケヴィン・ベーコン、他
オススメ度:☆☆+


【あらすじ】
ニューヨークの大学で英文学の講師をするフラニー。近隣で起こった猟奇的殺人事件の容疑者を偶然目撃していたフラニーの所に取り調べにやって来た刑事のマロイに強く惹かれるものの、フラニーはマロイの手のタトゥーを見て戦慄する。
フラニーが見ていた容疑者(顔は陰になって見えなかった)の手に、正にマロイと同じタトゥーが彫られていたのだ。


【感想】
スザンナ・ムーア氏のベストセラー小説の映画化。監督は「ピアノレッスン」でアカデミー賞に輝いたジェーン・カンピニオン、製作総指揮はニコール・キッドマン、そして主演は恋愛映画の女王メグ・ライアンという豪華な顔ぶれ。
本来はニコールを主演に考えて脚本が作られていたそうですが、映画の話を聞きつけたメグちゃんが「どうしてもこの役をやりたい!」と監督に直談判して、その熱意が買われて見事主役の座をゲットしたんだとか。

かつて「ラブ・ロマンス物」と言えば必ず名前が筆頭に登り、その愛くるしい笑顔をスクリーンいっぱいに振り撒き多くの映画ファンを魅了して来たメグちゃん。彼女も40歳を過ぎてかなり焦り出していたんだと思う。
40歳過ぎていつまでも「お嬢様女優」はやってられない。若くて愛らしい女優は次から次へと現れるし、たるみ始めた頬の肉をムリヤリ吊り上げて「ウブな小娘」を演じるのは余りに痛い。

そんなメグちゃんが、「アタシだって等身大の大人の女を演じられる女優なのよ!」「もうションベン臭い小娘の役なんてやってらんないわ!」とばかりに脱皮宣言を図ろうとしたのが本作であろうというのは痛いほど判ります。
判るけれど、何かが違う・・・メグちゃんは「演技派」とか「本格派」と呼ばれる事を、「脱ぐ」という事に取り違えているんじゃないだろうかと思うのです。脱がなくても演技派女優は沢山いますし、濡れ場を演じなくても本格派と呼ばれる女優は数多くいるのに、メグちゃんは「大人の女を演じる=脱ぐ」という、実に単純な記号に当てはめて脱皮を図ろうとしているのです。

10年前ならオファーが来ても絶対に断っていたであろうこの「フラニー」という役。
メグちゃんは正に体当たりで演じています。
惜しげもなく垂れ始めた乳房をさらけ出し、生々しい情事を演じ、アケスケなセックス談義に興じ、挙句に自慰シーンまでてんこ盛りに見せてくれる。
でもぴよは見ててすごく痛々しかった。「メグちゃん・・・アンタ寒いよ」と思わずつぶやいてしまった。

映画の作り自体はラブ・サスペンスの様相を呈していますが、サスペンスちっくな部分は極平凡なプロットです。真犯人をミスリードしようとして、怪しい役やらせれば右に出る者なし!のケヴィン・ベーコンを意味なく登場させたり、事件のあったバーで会っていた黒人学生のレポート用紙には何故か血糊が付いていたりしますが、特に惑わされる事はありません。

たぶんサスペンス部分よりも、人と深く関われない40代の閉鎖的独身女性のリアルな心理状態を見せるのがツボなんだろうと思いますが、大胆な濡れ場シーンにばかり観客の目が行ってしまって、この作品が見せたい物の焦点がボケちゃってる感じがします(つーか、単にぴよがメグちゃんの濡れ場に辟易してただけかもしんないんだけど。苦笑)

ぴよはニコールがフラニー役を演じるのを見たかった気がする。
ニコールが演じた方が、もうちょっとリアルで上品な仕上がりになったんじゃないだろうか?(言い過ぎか?)






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