ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
ぴよと意見が合わないからっていじめないでぇ〜ん!(^_^;)
【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2003年12月08日(月) 再見(ツァイツェン) また逢う日まで

監督:ユイ・チョン
出演:ジジ・リョン
    ジャン・ウー
    ツイ・ジェン、他
オススメ度:☆☆☆☆−


【あらすじ】
厳しいけれど温厚な父、病弱ながらしっかり者の母の元、仲良く暮らす4人兄姉弟妹。貧しいけれど愛の溢れる強い絆で結ばれた幸せな家族だった。ところが両親が乗った馬車が崖から転落し、2人とも亡くなってしまったのだ。幼い子供4人では生きる術もなく、兄姉弟妹はバラバラになってしまう。長兄は妹・弟に涙ながらに語ったのだ。「大きくなったら、また逢おう。そのときは、悲しみもなくなっているさ」―再見〜ツァイツェン、また逢う日まで―


【感想】
2001年製作、スイスのカステリナリア国際青年映画祭でゴールデン・キャッスル賞グランプリ、モスクワ国際児童青少年映画祭ではブロンズ・テディ・ベア特別賞等、数々の映画賞を受賞。300万元の低予算映画ながら、本国中国では2千万元(約3億円)という歴代中国映画興行収入成績のベストテンに名を連ねる記録的大ヒットとなった「究極のお涙頂戴映画」

話は兄姉弟妹がバラバラになって20年後。養父母に付き添って海外移住し、世界的若手指揮者となった長女・スーティエンが故郷に凱旋帰国公演に戻って来て、離れ離れになった兄や弟・妹を探すトコロから始まっている。
舞台はあくまでも現代の中国で、スーティエンの回想が差し挟まれるという構成。

とにかく予告編見た時から涙目状態だったぴよですが、もう泣ける!泣ける!!
「いかにも泣かせな映画だよなぁ〜」と百も承知していながらも泣ける。

それもこれも子役の4人がウマ過ぎ!!
この子役さん達、全員がオーディションで選ばれた新人さんなんだそーですが、中国にはなんて芸達者な子役さんが多いんでしょうか!?どの子もとにかく素晴らしい演技だった!
この子役達がまたすげー泣かせるんだ〜っ!つーか、子役の涙目見ただけでウルウル・・これは卑怯だよぅ〜!!
子供達4人がバラバラになって行くくだり、もう先の展開読めてるにも関わらず泣けて泣けて仕方ない。

が。(←これはお約束なのか?苦笑)

現代での「兄姉弟妹探し」シーンと、この「お涙頂戴」な回想シーンが交互に差し挟まれる事によって、逆に展開がもたついてしまっているのが勿体無い。
通常こういう「現代」と「回想シーン」を交互に見せるパターンというのは、回想シーンを差し挟む事によって、より現代の兄姉弟妹の絆の深さを強調するという効果をもたらすべきハズなのに、この映画では回想シーンの方が観客の感情移入のポイントが高過ぎてしまう為に、現代劇に入るとどうもダレてしまう感が否めない。
もっと言うと、回想シーンに比べて現代の様子が「家族の絆」をそれ程感じさせてくれなかったというのが痛かった。

回想シーンだけでいいね。
この映画は回想シーンで泣ける。とにかく泣ける。
泣きたいヤツは、この映画見れば120%満足間違いなしの太鼓判!!

ぴよはこの映画が今年1番泣けた映画だったね。・・・展開のもたつきがなければ、と悔やまれる作品ですな。





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