ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
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【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2003年08月06日(水) コンフェッション

監督:ジョージ・クルーニー
出演:サム・ロックウェル
    ドリュー・バリモア
    ジョージ・クルーニー、他
オススメ度:☆☆☆+


【あらすじ】
1960年代アメリカ。「これからの時代はTVだ」と確信したチャック・バリスは、TV局で下働きをする傍らあらゆる番組企画を局へ持ち込むが、なかなか採用されず腐る日々を送っていた。ある日そこに1人の男が現れ、ある仕事の依頼を持ちかけて来たのだ。それは何とCIAの工作員として、合衆国にとって邪魔な人間を抹殺するというものだったのだ!
時同じくしてチャックの企画が番組化され、大ヒットとなった・・・奇しくもチャック・バリスは、昼は売れっ子TVプロデューサー、そして夜はCIA工作員という数奇な二重生活を送る事となったのだ。


【感想】
1970年代に「デート・ゲーム」「ゴング・ショー」等の大衆娯楽番組を次々と生み出した伝説の名プロデューサー「チャック・バリス」が、1984年に発表して話題騒然となった自伝「Confessions of a Dangerous」の映画化。
そうです。この映画の話は本当にあった事なのです!・・・チャック・バリスがウソを書いていないとすれば。(笑)

監督は今作品が初メガホンとなった「ジョージ・色っぽいおやぢ・クルーニー」
ジョージの初監督作品!ってバンバン宣伝してるけど、蓋を開ければ製作総指揮をスティーブン・ソダーバーグが請け負っちゃってるので、結局ジョージは客寄せパンダの役でしかないのかしらん?等と邪推しちゃいますけど。(^_^;)

話は昼間の顔の「TVプロデューサー」としての、番組を生み出すプロセスや業界内のエピソードの部分と、夜の顔「CIA工作員」としての、殺しのプロセスや駆け引きの部分、二つの顔を同時進行で見せて行くんだけど・・・TVプロデューサーとしてのチャック・バリスの手腕、番組企画のヒラメキ等のシーンはかなり楽しませてもらえた♪
チャック・バリス役の「サム・ロックウェル」が、実に活き活きとこの役を演じているのが判るし、ハマってるなと思う。
これはショービズの世界に身を置く人間だったら、「役者」と「プロデューサー」という違う立場ではあるものの、シンパシーは感じるという事なんでしょうかね?

ところが、CIA工作員の顔の部分になると、精彩を欠いてしまっているような気がするんだ。
サム・ロックウェルが精彩を欠いてるんではなく、ジョージ・クルーニー様が光輝き過ぎたのかもしれない(笑)

この映画は「チャック・バリス」という男の半生を描いた映画なのだ。
なのに、みんなが知ってる「チャック・バリス」じゃない、彼の人生のキモとも言える肝心の「CIA工作員」の部分を、よりによってメガホンを取ったジョージ・クルーニーが食ってしまうというのはどーなんだろう?(^_^;)
・・・ま、いっか!だってこの映画見るほとんどの人は、きっとジョージ様が見たいんだろーし♪(こらこら)

チャック・バリスを無名時代から支える彼女「ペニー」を演じたドリュー・バリモアの演技が光る。
彼女は「チャーリーズエンジェル」シリーズの方がお馴染みのキャラだけど、ぴよは「チャーリーズ〜」よりも、この映画の彼女の方が魅力的に見えたな♪底抜けに明るい天真爛漫な笑顔、ハスッパな事を言ってもチャックを心から愛して心配している様子、小悪魔的魅力がふんだんで、かつ癒されるキャラクターを実に見事に演じてたと思う。


CIA工作員としてのチャックの心理状態とか、殺しのテクニックや緊迫感がもっと出てれば、より観客満足度は上がるんじゃないかと思うんだけどねぇ・・・何にしろジョージ・クルーニー様が登場あそばされると、視線がジョージ様に集中しちゃうってのは如何ともし難く。(笑)






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