ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
ぴよと意見が合わないからっていじめないでぇ〜ん!(^_^;)
【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2003年08月01日(金) 北京ヴァイオリン

監督:チェン・カイコー
出演:タン・ユン
    リウ・ペイチー
    チェン・ホン、他
オススメ度:☆☆☆☆


【あらすじ】
中国の田舎町に、息子がヴァイオリニストとして成功する事をひたすら夢見る父「リウ」と、幼い頃亡くなった母が残してくれたヴァイオリンを奏でる事で母の面影を思い慕う少年「チュン」親子が住んでいた。
息子をヴァイオリニストにするには北京で有名な先生に習うしかないと知ったリウは、北京に移住して貧しいながらも必死に息子にヴァイオリンを習わせる為に働くのだった。天才的才能をもつチュンのヴァイオリンの音色に、周囲の人々は癒されていく・・そんな中、チュンが国際コンクールに出場出来るかもしれないという大チャンスが訪れたのだが・・・


【感想】
「キリング・ミー・ソフトリー」でハリウッドでもその名を轟かせたチェン・カイコー監督の新作は、親子の絆がテーマ。この映画のネタは、監督がたまたまTVで目にした実在する親子のドキュメンタリー番組なんだそーだ。

主人公のチュン少年を演じるのは、映画中にも出て来る中国で最高の音楽学府「北京中央音楽学院」に実際に在籍している、ヴァイオリニストを目指す少年なんだそーだ。けど映画中で彼が演奏しているシーンの音は、アフレコなんだってさ。
本人の生の演奏の音も聞きたかったなぁ。

要するにチュン少年を演じる役者?がシロウトなので、周りを芸達者が支えている。そのせいか、先程「主人公は・・」とチュン少年を紹介したけど、ぴよは映画を見ていて「これは、実際はとーちゃんが主人公だなぁ」って思ったよ。
それくらいとーちゃん役のリウ・ペイチーがウマ過ぎる。必死に息子をヴァイオリニストとして成功さえたくて、なりふり構わず遁走するとーちゃんの姿に、時に失笑し、時に切なくなり、時に涙し・・・はっきり言って、リウ・ペイチーがこの映画のオイシイ所全部持ってっちゃってる!(笑)

ぴよが印象に残ったのは、チュンの最初のヴァイオリンの先生「チアン先生」。
彼は古き良き、そして時代の波に乗れなくて旧態依然とした中国の象徴のように見える。でもそれが決して悪しきモノではなく、本当に素晴らしいモノを知っていてそれを守り通す事で、残念ながら時代の波から取り残されてしまった・・という表現になってると思う。

チアン先生は猫を何匹も大切に飼ってるんだけど、チュンに「この子達はみんな捨てられてたんだ。自分が育てなければこの子達は死んでしまう」と語るエピソード、これが後のこの映画の重要な展開に呼応しているのがウマイと思った。

それから、チュンが仲良くなるイマドキなおねーちゃん「リリ」がとーちゃんに語る言葉「血は水よりも濃いって言うでしょ」等、役者にさりげなく語らせるセリフが、実に上手に伏線を張っていて、これは見てる時には気付かないんだけど、後で話が展開してみて「なるほど。この展開にあのセリフが被ってんだね」って納得するみたいな・・・なかなか技アリな脚本です♪

多少「泣かせ」を演出し過ぎな感じもあったけど、でも爽やかな感動が味わえる。


ただ、
あのラストはあれでよかったんだろうとは思うものの、ぴよは「で?この親子はこれからどーなるの?」って、すっげーおせっかいな心配しちゃったんだけど。(^_^;)
あくまでも「父と子」の絆の深さを貫き通した姿勢は清々しいんだけど・・下世話な事考えちゃーダメかしらね。





 ↑
クリックすると文字が変わる投票ボタン
姑息な手ですが、映画感想が気に入ってもらえたら
ポチ☆と押してやってください(^_^;)


My追加





 < 前の作品  INDEX  あいうえお順INDEX  次の作品 >


ぴよ [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加