ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
ぴよと意見が合わないからっていじめないでぇ〜ん!(^_^;)
【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2003年01月01日(水) バンド・オブ・ブラザーズ 

製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ、トム・ハンクス
出演:ダミアン・ルイス
    ロン・リヴィングストン
    ドニー・ウォールバーグ、他
オススメ度:☆☆☆☆?


【あらすじ】
第2次世界大戦、ヨーロッパ戦線を戦い抜いた米陸軍101空挺師団第506パラシュート歩兵連隊の中でもとりわけエリート部隊だった「E中隊」の、1942年から1945年までの3年間の苛烈な戦いのプロセスを、兵士たちの人間模様を軸に描く。全10話


【感想】
寝正月だからぁ〜、お約束通りレンタルDVDでも借りて見ようかな、と。
てな訳で、前から評判だったドラマ「バンド・オブ・ブラザーズ」を借りて来ました。
今回は映画じゃないので感想UPしようか迷ったんだけど、一応↑上の「ぴよの映画めった斬り」の説明文に『新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬る』って書いてある事だし、今回は特別編って事で♪

この「バンド・オブ〜」は、スピルバーグとトム・ハンクスが共同指揮を取って、毎回違う監督さんが製作している全10話のケーブルTV用の番組なんですわ。
つーかね、こんなすげー話がTV番組として製作されちゃうってのが、ショウビズの国・アメリカのパワーなんだなぁ、とつくづくその底力に圧倒されますわ。

大体からして、この原作を映像化しようと決めた2人が「これは真実を語るには、映画の尺では短過ぎる」って理由で、10話のドラマにしたってんだから驚きですわ。日本人にはこういうスケールのデカイ企画なんて誰も考えようがないし、ましてや考えたとしてもスポンサーが付く訳もない(苦笑)
なんてったって製作費150億円だっちゅーんだもん。もうTVドラマの粋越えまくりっすわ!

話はパラシュート歩兵連隊「E中隊」が新兵として訓練するところから、いよいよヨーロッパに入り、ノルマンディ上陸作戦前夜のパラシュート降下作戦から始まり、終戦間際のヒトラーの山岳隠れ家占拠までを10話に分けて見せるんだけど、ぴよはまだPart.1(1本のDVDに2話入ってる)しか見てねーんだ。(笑)
Part.3まで借りて来てるんだけど、あまりに濃い内容にちょっと疲れちゃって、続けて見れなかったさ(^_^;)
(いや、明日・明後日ちゃんと見るっすよ!)

とにかくすんごい迫力のある映像!あくまでもE中隊のメンバーが軸に話は進んでいるんだけど、誰かに特別スポットを当てるという撮り方ではなくて(一応ウィンターズ中尉が主人公だろうけど)その中隊で生き抜いた全ての人達の人間模様を、戦争を通して実に淡々と見せてる。
逆に泥臭い人間ドラマを極力排除して淡々と見せる事で、この戦争の激しさ、過酷さが実に切実に見た人に襲いかかって来て、2話続けて見ただけでちょっと食傷気味になってしまいましたわ・・・

感想らしい感想が書けなくて申し訳ないけど(何しろ全話見てないのでー)2001年度ゴールデン・グローブ賞最優秀作品賞受賞(TVドラマ&ミニシリーズ部門)を受賞したのはさもありなん、の超大作なのは間違いないっす!


いやぁ〜・・こーいうTVドラマって日本じゃ絶対に作れないね。うん。
本当にこのスケール、この映像、この迫力、アメリカという国の大きさを改めて実感しますわぁ〜!




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【追記】

結局、この感想を書いてから4日間かけて全編鑑賞しました。
久し振りに、見応えがあり、そして素晴らしい作品に出会えたなぁ・・・

正直言って、最初の2話を見ただけではこの話に入りこめなかった。「ちょっとタルいな」くらいに思った。
それが3話目、4話目、5話目・・・話が進むにつれて惹き込まれて行って、最終話を見る頃にはすっかり虜になっちゃってましたわよ。特に7〜9話目あたりなんて何度涙した事か。
ドラマの本編が始まる前(後の場合もあった)に、「証言」として、E中隊の今現在生き残ってる主要メンバーが当時の事を語るんだけど、もうその証言聞いただけで泣けて来ちゃったもんねっ!!

そう。これは実話なんです。
登場人物の役名も、そのまま実名を使用しているようです。

あくまでもアメリカ側から見たヨーロッパ戦線の話だけど、よくある「アメリカ万歳」な作りでは決してなかったのも好感が持てた。戦争映画にありがちな、「お涙頂戴」をふんだんに盛り込むというような臭い演出もせず、本当にこれが「戦争」というものなのだ、そしてそこで戦ったE中隊の男達が運命を共にする事で、どれだけ固い絆で結ばれていたかを、このドラマを目にした人は思い知らされる事になる・・・


「バンド・オブ・ブラザーズ」のタイトルの意味が、ひしひしと伝わる名作。

(2003.1.8・追記)




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