ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
ぴよと意見が合わないからっていじめないでぇ〜ん!(^_^;)
【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2002年08月11日(日) ヴィドック

監督:ピトフ
出演:ジェラール・ドバルデュー
    ギョーム・カネ
    イネス・サストレ、他
オススメ度:☆☆


【あらすじ】
1830年7月24日、パリの町を「ヴィドック死す」のニュースが駆け抜けた。ヴィドックはかつて脱獄を繰り返す大泥棒だったが、後に警察にその度胸を見込まれ密偵として警察の捜査に協力するようになり、その後カリスマ私立探偵になった男だ。
彼はとある捜査をしていてガラス工房の炎たぎる釜の中に落ちて亡くなったらしい。ショックで酒浸りになったヴィドックの相棒「ニミエ」の所にヴィドックから彼の自伝を書く事を依頼されていたという青年「エチエンヌ」が現れ、彼の死の原因とその犯人を突き止めたいと持ちかけられた。2人はヴィドックの犯人を追い捜査を開始する・・・


【感想】
見たい、見たいと思ってる内に公開が終わっちゃった1本。DVD借りて来てようやく見ました。

伝説の名探偵「ヴィドック」は19世紀に実在した人物でパリっ子なら誰でも知ってる有名人なんだそーだ。って言う書き方で判ると思うけどぉ〜・・・はい。ぴよはぜーんぜん知りませんでしたよ。(ま、いつものパターンっすよ。笑)

この映画、ヴィドックが死ぬシーンから始まって、ヴィドックが死の直前まで捜査していた事は何だったのか?そしてヴィドック殺しの犯人は誰なのか?・・を彼の死後エチエンヌが捜査するのと、ヴィドック自身が捜査していた段階の過去映像が交錯して進行するんだけどね・・・これがまぁ、ただの物書きのハズのエチエンヌがいともあっさりヒントを見つけて、証人に会って、これまたいともあっさり新しい情報を聞き出して・・・

ご都合主義も程々にしとけよ!コラァ!

はい。今日もさっくり毒吐かせていただきましたよ、と。(笑)

まーホントに実にあっさりとエチエンヌがヴィドックの捜査の足跡を辿って行っちゃうんすよ。これじゃーヴィドックの有り難味がぜーんぜん感じられない。「なんだよ。こんなド素人が捜査してわかっちゃう程度のもんかよ」って思っちゃうじゃんね。

正直言うと話つまんない(今日も言いたい放題っす♪)
脚本の書き方、もしくは演出の仕方だったり見せ方によっては結構面白くなりそうなネタだと思うんだけど、なーんか面白味がないんだな。もうちょっとエチエンヌが苦労したりヒントが難しかったり手の込んだ仕掛けがあったりすればもうちょっと見応えあったと思うんだけど・・・実に残念ですわ。

ただね、映像はスゴイ。マジでゾクゾクするくらいキレイ。ぴよはこの映画見ながらシュール・レアリスムの絵画を見ているような気分になった。やっぱりフランス映画だなぁ〜と思わせる。そういう美意識が凝り固まってる感じ。
よくよく考えるとシュール・レアリスム(シュール・リアリズムとも言う)自体がダダイズムの流れを汲むフランス発祥の芸術だからね。これすごーく納得出来る感じ。映像美見るだけでちょっと救われる感じあるね(苦笑)

オチとかラストのどんでん返し(とまで言えるのかな?)もね、決して悪くはないんだけど・・・
やっぱ映画全般見て思わず口をついて出る言葉は「なんだかよぉ〜」ってところか(^_^;)

正直言うとこの映画の評価☆2つは映像美に対して・・・だけと言えるかも(笑)




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